食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05940040164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、オランダの飲料水中のPFASと新たなEU飲料水指令との比較及びEFSAの健康影響に基づく限界値との関連に関する報告書を公表
資料日付 2022年10月19日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は10月19日、オランダの飲料水中のPFASと新たなEU飲料水指令との比較及びEFSAの健康影響に基づく限界値との関連に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 2026年1月12日までに、全てのEU(欧州連合)加盟国の飲料水は、新たなEU飲料水指令(Drinking Water Directive: DWD)のパーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)のパラメータ値に適合する必要がある。このRIVMの調査によれば、オランダの飲料水は、現在すでに適合している。この全国調査では、2015年から2021年2月迄の期間の測定値が利用可能であった。
 その一方でRIVMは、オランダの一部の地域の飲料水中のPFAS濃度を下げるよう勧告している。その理由は、DWDが公表された後にPFASのヒトの健康リスクに関する新たな科学的知見が得られるようになったからである。この知見は、欧州食品安全機関(EFSA)が2020年に公表した健康影響に基づく限界値(health-based limit value)に取り入れられている。この限界値は、DWDのPFASのパラメータ値よりもはるかに低い。
 PFASの摂取は、様々な経路(食品、飲料水、消費者製品、空気)を通して行われる。オランダの人々の食品及び飲料水の摂取によるPFAS摂取量は、この限界値よりも高い。したがって、オランダの人々のPFAS摂取量を減らすことが重要である。
 オランダの人々の飲料水経由のみのPFAS摂取量は、平均してこの限界値よりも低い。しかし、世界保健機関(WHO)によると、総摂取量に対する飲料水の割当率は、健康影響に基づく限界値の最大20%であるべきであるとされている。河川水を水源とする飲料水では、測定の半数以上がこれより高いPFAS濃度を示している。また、地下水を水源とする飲料水でも、測定の10回に1回はこのような結果が出ている。
 飲料水中のPFAS濃度が最も高いのは、飲料水の水源のほとんどが河川水であるオランダ西部の地域である。
 当該報告書(56ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2022-0149.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/pfas-in-nederlands-drinkwater-vergeleken-met-nieuwe-europese-drinkwaterrichtlijn
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