食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05930460294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書を公表(豚インフルエンザウイルス)
資料日付 2022年10月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は10月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/8/31~2022/10/5)を公表した(5ページ)。豚インフルエンザウイルスに関する概要は以下のとおり。
・感染状況
 インフルエンザA(H1N1)変異型ウイルス(A(H1N1)v)
 2022年8月30日の前回のリスク評価以降、中国でインフルエンザA(H1N1)vウイルス感染によるヒト症例1例が報告された。患者は陝西省の6歳女児で2022年4月8日に軽度の呼吸器症状を発症した。インフルエンザ様疾患(ILI)監視の一環で当該患者の検体採取が行われた。患者は入院しなかった。報告時点でウイルスへのばく露源は不明であり、環境検査の一環で採取された検体はインフルエンザウイルス陽性ではなかった。家族の間でさらなる症例は報告されていない。
 2022年9月16日、米国疾病管理予防センター(CDC)はインフルエンザA(H1N2)vウイルス感染によるヒト症例2例の検出を発表した。両患者共に18歳未満の子供であった。1人はミシガン州、もう一人はウィスコンシン州で見つかった。ミシガン州の症例は農業フェアへのばく露があり、軽症で入院せず回復した。当該症例の家族の別の人物もまた、同じフェアに参加しており、同日に当該症例と類似した症状を発症した。当該事例に関連したヒトからヒトへの伝播はなかった。ウィスコンシン州で検出された症例に関しては調査中である。
 9月23日、CDCはジョージア州の18歳未満の子供におけるインフルエンザA(H1N2)vウイルス感染による追加のヒト症例1例の検出を発表した。当該症例は入院せず回復している。当該症例は発症前に農業イベントでの豚へのばく露歴があった。当該症例に関連したウイルスのヒトからヒトへの伝播を示すエビデンスは見つかっていない。
・リスク評価
(1)豚インフルエンザウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 豚インフルエンザウイルスは世界中の多くの地域の豚集団の間で流行している。地理的な位置により、これらのウイルスの遺伝的特性は異なる。ほとんどのヒト症例は感染した動物あるいは汚染された環境との接触を通じて豚インフルエンザウイルスにばく露されている。ヒトの感染はほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。これらのウイルスは豚集団で検出され続けているため、更なるヒト症例が予想される。
(2)豚インフルエンザウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 現在のエビデンスでは、これらのウイルスはヒトの間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているため、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-5-oct-2022
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。