食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05930450301
タイトル 論文紹介:「2021年1月~2月にフィンランド西部で発生した飲食店における冷凍さいの目切りトマト(frozen tomato cubes)に関連したSalmonella Typhimurium集団感染」
資料日付 2022年10月13日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  Eurosurveillance (2022
, 27(41):pii=2200316、doi:10.2807/1560-7917.ES.2022.27.41.2200316)に掲載された論文「2021年1月~2月にフィンランド西部で発生した飲食店における冷凍さいの目切りトマト(frozen tomato cubes)に関連したSalmonella Typhimurium集団感染 (Salmonella Typhimurium outbreak associated with frozen tomato cubes at a restaurant in western Finland
, January to February 2021)、著者S Kaariainen (Finnish Institute for Health and Welfare
,フィンランド)ら」の概要は以下のとおり。
 複数の人が2021年1月下旬にフィンランド西部の飲食店で食事をした後に胃腸症状を訴えた。著者らは、後ろ向きコホート研究を実施し、症例を2021年1月27日~29日に当該飲食店で喫食し、胃痛、嘔吐又は下痢の症状を呈した者、及び/又はばく露から2週間以内にSalmonella Typhimuriumの感染が検査確認された者と定義した。
 微生物学的分析のため、糞便検体及び食品検体が採取された。分離されたサルモネラ属菌株は、全ゲノムシークエンス解析(WGS)及びコアゲノムMLST(cgMLST)クラスター解析による詳細な特性評価が行われた。
 合計で393食分が販売されており、(142食分を喫食した)101人がコホート研究に参加した。症例数は49例で、23例は多剤耐性のS. Typhimuriumによる感染が検査確認された。サラダに使用された加熱調理されていない冷凍さいの目切りトマト由来のS. Typhimurium分離株と症例由来の分離株は近縁であり、cgMLSTによる比較では同一のクラスターに分類された。これらのサラダは症例の76%が喫食していた。cgMLSTによるクラスター解析の結果に基づき、サラダが集団感染の発生源であることが示唆された。当該サラダの喫食と症例であることの間に有意な統計的関連性は見いだせなかった。当該集団感染調査を受けて、当該製品の生産者は自社の冷凍トマト製品を喫食前に加熱調理するよう推奨することを決定した。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance (2022 27(41):pii=2200316)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2022.27.41.2200316
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