食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05930060160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、調査プロジェクト「食料動物生産における殺生物剤及び特定の重金属の使用の結果として生じる 薬剤耐性(AMR)リスクのクリティカル・レビュー」について公表
資料日付 2022年10月14日
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概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は10月14日、調査プロジェクト「食料動物生産における殺生物剤及び特定の重金属の使用の結果として生じる 薬剤耐性(AMR)リスクのクリティカル・レビュー」について公表した。概要は以下の通り。
・「背景」
 殺生物剤及び重金属は、感染症及び微生物汚染の管理を行うため、また飼料の栄養添加物として、畜産に広く使用されている。畜産で使用される殺生物剤及び重金属の中には、環境中に残留・濃縮し、長期間安定して留まるものがある。このような化学物質及び金属元素に対して、細菌が耐性を示すことが懸念される。これらの殺生物物質及びAMR菌は、農業のさまざまな廃棄物の流れを通じて土壌及び水に取り込まれる可能性がある。また、ヒトの臨床分離株において観察される殺生物剤耐性によって引き起こされる動物由来のAMR菌分離株において一つの傾向があることを示すエビデンスもいくつかある。畜産における一部の殺生物剤及び重金属の使用によってAMRが発生する可能性があるというエビデンスもあるが、これは依然として不確実な分野である。
・「目的及びアプローチ」
 FSAは、2019-2024年のAMR国家行動計画の中でAMR及びフードチェーンに関するエビデンスの強化を公言していることから、我々は食料動物生産における殺生物剤及び重金属の使用及び蓄積から生じるAMRの発生に関するこのエビデンス・ギャップに取り組むことを目的とした科学文献の幅広いクリティカル・レビューに資金を提供している。 特に、「食料動物生産に使用される殺生物剤及び/または重金属は、フードチェーンにおけるAMRの発生に影響を与えるか」というのがレビューの問いである。
この研究は、以下の 5 段階で構成される。
・適切なデータベース及び情報源の構造化された文献検索を実施し、食料動物生産に使用される殺生物剤及び/または重金属の影響に関して重要となる可能性をもつ論文の幅広いデータセットを収集する(文献レビュー)。
・重要となる可能性をもつ論文の蓄積されたデータセットを選別し、データ抽出のための論文を選択する(論文の選別)。
・選択された論文から関連データを抽出し、分析する(データ抽出と分析)。
・論文から抽出されたデータを正式なレビューの最終報告書に統合し、既存のデータ及びそこにある理解、残されたデータ・ギャップを明確にし、今後の作業に向けた推奨事項を提供する (データの統合とレビューの完了) 。
・主要なステークホルダーにプロジェクトの結果を広め、食料動物生産に使用される殺生物剤及び/または重金属が AMRの発生に及ぼす影響、及び今後の作業が必要な箇所について情報を提供する(普及)。
(以下、略)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/antimicrobial-resistance/critical-review-of-amr-risks-arising-as-a-consequence-of-using-biocides-and-certain-heavy-metals-in-food-animal-production
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