食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05930020105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、小児の成長及び発達における海産物摂取の役割に関する研究を開始
資料日付 2022年10月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は10月11日、FDA及び連邦政府関連機関が、小児の成長及び発達における海産物摂取の役割に関する研究を開始したと公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、小児の成長及び発達における海産物摂取の役割に関する全米科学、技術及び医学アカデミー(National Academies of Sciences
, Engineering
, and Medicine
, NASEM)による独立した研究の開始を発表した。FDAは、米国海洋大気庁(NOAA)、米国農務省(USDA)、及び米国環境保護庁(EPA)と提携して当該研究を行っており、食品からの水銀、ヒ素、鉛、及びカドミウムへの乳幼児のばく露を低減するためのFDAの行動計画「ゼロにより近づける(Closer to Zero)」の目標を支持している。
 海産物は健康的な食事様式の一部であり、妊娠中、授乳中、及び/又は小児期に、重要な栄養素を供給し、小児の脳、脊髄、及び免疫システムの発達を支える。同時に、海産物は水銀の主な食事由来の供給源であり、自然及び人為的なプロセスの両方によって環境全体に広がっている。水銀は神経系に損傷を与える可能性があり、乳幼児は水銀の健康への有害影響に対してより脆弱である。海産物は、他の自然発生的な汚染物質や人為的な汚染物質へのばく露源にもなり得る。NASEMは専門家委員会を招集し、海産物の栄養及び毒性学に関する科学文献の系統的レビューを実施する。これらのデータは、海産物の摂取が小児の成長及び発達にどのように影響するかを評価するための根拠について情報提供する。
 当該研究は、海産物の摂取と小児の成長及び発達の科学に関する最新の理解を提供することを目的としている。食品由来の水銀ばく露に関する科学をよりよく理解することは、FDAの行動計画「ゼロにより近づける」の継続的な改善サイクルにおける重要なステップである。当該研究はまた、小児及び妊娠又は授乳の可能性のある又は妊娠中又は授乳中の人のための魚介類の喫食に関する現行の助言に更新が必要かどうかを知らせるのにも役立つであろう。
 NASEMは、当該研究が完了した後、約18か月以内に委員会の報告書を発行する。FDAは、報告書の知見を他のデータや情報とともに使用して、健康な小児の成長及び発達を支える政策及びプログラムを推進する。
 この間、FDAは、妊娠中あるいは妊娠の可能性のある人や保育者が、水銀へのばく露を制限することと一致する、海産物の種類の選択方法についての情報を引き続き提供する。海産物の水銀含有量に関する新しいデータを収集及び分析するために、最新の分析方法を用いる予定である。また、FDAは消費者との調査を行い、家族が海産物を健??康的な食事の一部にする方法を検討するのに役立つ情報をFDAがどのように提供できるかについての理解を深める。
 詳細情報は、以下のURLから入手可能。
・NASEM研究:小児の成長及び発達における海産物摂取の役割
https://www.nationalacademies.org/our-work/the-role-of-seafood-in-child-growth-and-development
・ゼロにより近づける:乳児用食品に関する行動計画
https://www.fda.gov/food/metals-and-your-food/closer-zero-action-plan-baby-foods
・魚介類摂取についての助言
https://www.fda.gov/food/consumers/advice-about-eating-fish
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-and-federal-partners-launch-study-role-seafood-consumption-child-growth-and-development
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