食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05920370470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州連合の複数国及び英国におけるA型肝炎ウイルス遺伝子型IBの拡大に関する情報を提供
資料日付 2022年9月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は9月29日、欧州連合の複数国及び英国におけるA型肝炎ウイルス遺伝子型IBの拡大に関する情報を提供した。概要は以下のとおり。
 欧州連合(EU)6か国及び英国で、4つのユニークであるが近縁な配列をもつA型肝炎ウイルス(HAV)遺伝子型IBのクラスター及び集団感染が報告されている。
 2022年9月29日現在、同一又は近縁のHAV株による303症例が、オーストリア(7例)、ドイツ(8例)、ハンガリー(161例)、オランダ(8例)、スロベニア(35例)、スウェーデン(8例)及び英国(76例)で確認されている。現在入手可能な疫学及び微生物学的データでは、ヒトからヒトへの伝播が生じており、また、汚染された食品を介した伝播の可能性が示唆されている。
 2022年2月15日、ハンガリーは、2021年12月初旬に最初の症例が発症した、HAV遺伝子型IBによる集団感染を報告した。現在までに、ハンガリーの肝炎に関するナショナルリファレンスラボラトリーにおいて当該ウイルス株による161症例(男性139例、女性22例)が確認されている。2022年6月以降、一週あたりのA型肝炎患者報告数は減少している。感染者の一部は男性間性交渉者(MSM)であることが確認されており、性的接触者の間で伝播した可能性が示唆されている。患者の一部は入院した。
 2022年7月、ハンガリーの飲食店との関連が疑われる一件の食品由来集団感染が発生し、16人がHAV遺伝子型IBに罹患した。患者の一部は、冷凍ベリー類を使用した冷製スープを摂取したと報告した。英国では、明確な感染源は特定されていないが、これまでの疫学調査から、ヒトからヒトへの伝播に加えて、食品由来感染の可能性が指摘されている。ドイツ、オランダ、スウェーデンでは、英国のウイルス株の塩基配列と一致する株による感染例が合計9例報告されている。これらの症例の調査では、渡航歴やベリー類の摂取など、明確な感染リスク要因は見つからなかった。現在、さらなる調査が進められている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/news-events/spread-hepatitis-virus-strains-genotype-ib-several-eu-countries-and-united-kingdom
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