食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05920310104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ブリーチーズ及びカマンベールチーズに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を公表(初報)
資料日付 2022年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月30日、ブリーチーズ及びカマンベールチーズに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染の調査のため、様々な種類のデータを収集している。
2. 疫学、遡及調査及び検査のデータにより、Old Europe Cheese社が製造したチーズがリステリア菌に汚染されており、病因となった可能性があることが示されている。
3. 2022年9月28時点で、リステリア菌の集団感染株に感染した計6人が6州(カリフォルニア州、ジョージア州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ニュージャージー州、及びテキサス州)から報告されている。6人の検体は、2017年8月6日から2022年8月5日の間に収集された。
4. 患者の年齢は56歳から83歳で、年齢中央値は78歳、67%が女性である。5人が入院し、死亡者の報告はない。
5. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1か月間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた5人のうち4人(80%)が、ブリー又はカマンベールチーズを喫食したと報告した。大部分の人は、喫食したチーズのブランドを覚えていなかったが、1人がLidl Premiumブランドのブリーを喫食したと報告した。Old Europe Cheese社は、Lidl Premiumブランドのブリーの唯一の製造業者である。
6. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆している。
7. FDAは、ミシガン州農業農村開発局の支援を受けて、ミシガン州にあるOld Europe Cheese社の工場を調査し、検体を収集した。WGSにより、冷却室で見つかったリステリア菌が、患者の検体由来のリステリア菌と遺伝的に近縁であることが示された。これは、患者がOld Europe Cheese社製のチーズを喫食して発病した可能性が高いことを示す、更なる証拠となっている。
8. 2022年9月30日、Old Europe Cheese社はブリー及びカマンベールチーズをリコールした。同社はまた、これらのチーズの生産を一時的に停止している。
9. CDC は、リコール対象のチーズを喫食、販売、提供しないよう勧告している。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/monocytogenes-09-22/index.html
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