食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05920190378
タイトル 欧州委員会(EC)、加盟国が二種類のネオニコチノイド系農薬(クロチアニジン及びチアメトキサム)の最大残留基準値(MRL)を引き下げることを目的とする、欧州委員会(EC)の提案を支持した旨を公表
資料日付 2022年9月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州委員会(EC)は9月27日、加盟国が二種類のネオニコチノイド系農薬(クロチアニジン及びチアメトキサム)の最大残留基準値(MRL)を引き下げることを目的とする、欧州委員会(EC)の提案を支持した旨を公表した。概要は以下のとおり。
 加盟国は9月27日、ミツバチに悪影響及ぼすことが知られる二種類のネオニコチノイド系農薬のMRLを引き下げることを目的とするECの提案を支持した。欧州食品安全機関(EFSA)の評価は、クロチアニジン(clothianidin)及び チアメトキサム(thiamethoxam)が花粉媒介者に対して高いリスクがあることを明らかにしている。そのため、欧州連合(EU)域内では、2018年にすでに屋外でのその使用が禁止されていた。
 食品及び飼料の輸入については、この新規則は、これらの物質の既存のMRLを最新のテクノロジーで測定可能な最低レベルに引き下げることになる。規則は、来年初頭までに採択される予定である。食品部門の事業者及び第三国は、新規則に適応するのに十分な期間がある。新しいMRLは、EU域内で生産されたすでに閾値が非常に低い食品及び第三国から輸入された食品に適用される。
 Stella Kyriakides保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)担当委員は次のように表明した。「世界的なレベルで重大な影響を及ぼす可能性のある有効成分の環境への影響を考慮に入れるために、MRLを引き下げるのは初めてである。これは、Farm to Fork(農場から食卓まで)戦略の枠組みでの我々の取り組みにとって重要な一歩である。世界中の花粉媒介者、特にミツバチに悪影響を及ぼすことを考慮して、この二種類のネオニコチノイドの使用はすでにEUで中止されている。我々は本日、さらなる一歩を踏み出し、世界の舞台でも持続可能な食料システムへの移行に貢献する。本日承認された規則が施行されると、輸入製品にこれら二種類のネオニコチノイドが残留することはもはやできなくなる」。
 当該規則は、欧州グリーンディール及びFarm to Fork戦略で発表されたECの目標を実践に移し、世界貿易機関(WTO)の基準と義務を遵守しながら、EU域内でもはや認可されない農薬の残留農薬基準(インポートトレランス)の申請を評価する際に環境面を考慮に入れる。WTO加盟国との協議を経て、ECの提案は植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会に提出され、そこで加盟国の特定過半数による支持を受けた。規則は、欧州理事会及び欧州議会に提出され、両機関は二か月以内に対応する。両機関がこれに反対を表明しなければ、規則は2023年初頭に採択される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州委員会(EC)
情報源(報道) 欧州委員会(EC)
URL https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/MEX_22_5812
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。