食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05920020530
タイトル 香港消費者委員会、バター、マーガリン、スプレッド計28種類を採取し試験した結果について公表
資料日付 2022年9月15日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  香港消費者委員会は9月15日、バター、マーガリン、スプレッド計28種類を採取し試験した結果について公表した。概要は以下のとおり。
 バターは、パンやトーストに塗るだけでなく、調理やベーカリー食品にも使用される一般的な材料である。消費者委員会は、28種類の包装済みのバター、マーガリン、スプレッドを試験したところ、バター、マーガリン、スプレッドにはそれぞれ長所と短所があることを発見した。バター12種類のいずれからも、汚染物質であるクロロプロパンジオール(3-MCPD)又は遺伝毒性発がん物質であるグリシドールは検出されなかったが、総脂肪、飽和脂肪酸、及びトランス脂肪酸の含有量は比較的高く、健康リスクは無視できない。
 植物油を含む16種類のマーガリン及びスプレッドについては、悪玉コレステロール値を下げるために役立つ一価又は多価不飽和脂肪酸の平均含有量は高かったが、80%以上(13種類)の検体から有害物質の3-MCPD、90%以上(15種類)の検体から遺伝毒性発がん物質であるグリシドールが検出され、そのうちの1検体における検出量はEU基準の上限値を超えていた。バターを選択する消費者は、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の過剰摂取を避けるため、摂取量に注意を払う必要がある。一方、脂肪分が少ないマーガリンやスプレッドを選択する場合は、健康を守るため、汚染物質の少ない製品を選択するよう努めるべきである。
 今回試験した28種類の検体は、バターが12種類、マーガリン及びスプレッドが16種類であった。16検体の内訳は、植物油脂スプレッド8検体、混合脂肪スプレッド及び混合脂肪3検体、ガーリックマーガリン2検体、植物ステロール又はスタノールを添加した脂肪スプレッド2検体、及びショートニング1検体であった。試験項目は食品の安全性及び栄養成分含有量などで、栄養表示の精度も比較した。
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港消費者委員会
情報源(報道) 香港消費者委員会
URL https://www.consumer.org.hk/tc/press-release/p-551-butter-and-margarine
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