食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05910560149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、2021年の欧州連合加盟国における家きん及び野鳥の鳥インフルエンザサーベイランスに係る年次報告書を公表
資料日付 2022年9月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月15日、2021年の欧州連合加盟国における家きん及び野鳥の鳥インフルエンザサーベイランスに係る年次報告書(科学的報告書、60ページ、2022年8月4日採択、doi:10.2903/j.efsa.2022.7554)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州連合(EU)加盟国は、家きん及び野鳥における鳥インフルエンザ(AI)のサーベイランスの実施並びにその結果の担当当局への通知が義務付けられている。さらに、アイスランド、ノルウェー、スイス及び英国(北アイルランド)もまた、家きん及び野鳥への鳥インフルエンザウイルス(AIVs)の侵入を監視するための継続的なサーベイランスプログラムを実施している。EFSAは欧州委員会から、これらのAIサーベイランスプログラムから得られたデータについて、照合・検証・分析し、年次報告書に取りまとめるよう委任されている。本報告書では2021年に加盟国及び上述の国で実施されたサーベイランス活動の結果をまとめている。
 全体として、24
,290か所の家きん施設(PE: Poultry Establishment)で検体が採取され、うち27施設でインフルエンザA(H5)ウイルス株に対する血清検査陽性の結果が得られ、4施設でA(H7)株に対する血清検査陽性の結果が得られた。血清検査陽性であったPEは、EU加盟国10か国で確認され、例年と同様、陽性の割合が最も高かったのは水生の狩猟鳥類飼育施設及び繁殖用ガチョウ飼育施設であった。血清検査陽性の31施設のうち、3施設がインフルエンザA(H5)ウイルス株のPCR検査で陽性(1施設は高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV)、1施設は低病原性鳥インフルエンザウイルス(LPAIV)、1施設は病原性不明のウイルス)であった。さらに、16か国が1
,858か所の施設からのPCR検査の結果(血清検査陽性事例のフォローアップ検査に該当しないもの)を報告した(一部のPEではスクリーニングにPCR検査が用いられた)。これらのうち、10か国の65施設でAIVs陽性が確認された。
 家きんとは別に、31
,382羽の野鳥の検体が採取され、うち2
,314羽がPCR検査により、HPAIV陽性と判定された。22か国がHPAIV陽性の野鳥を報告し、多くの陽性検体のウイルスが高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N8)であることが確認された。また328羽の野鳥がA(H5/H7)亜型のLPAIVに検査陽性、362羽の野鳥が非A(H5/H7)亜型のAIVsに検査陽性であった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2022.7554
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