食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05910440104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、牛挽肉に関連した複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を公表(初報)
資料日付 2022年9月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月14日、牛挽肉に関連した複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は、複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染について調査を行うため、様々な種類のデータを収集している。
2. 疫学及び遡及調査のデータにより、消費者に直接送付されるHelloFreshミールキット(訳注:食材セット宅配サービス)で販売された牛挽肉の一部が、腸管出血性大腸菌O157:H7に汚染され、病因となっている可能性のあることが示されている。
3. 2022年9月12日時点で、腸管出血性大腸菌O157:H7の集団感染株に感染した計7人が6州(ニュージャージー州、メリーランド州他)から報告されている。発症日は2022年6月8日から8月17日までである。患者の年齢は17歳から69歳で、年齢中央値は25歳、57%が男性である。情報の得られた7人のうち6人が入院し、腎不全を引き起こす可能性のある重症疾患である溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した患者はいない。死亡者の報告はない。
4. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた6人のうち、6人全員(100%)が発症前の1週間にHelloFresh社から受け取ったミールキットの牛挽肉を喫食したと報告した。
5. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症した可能性が高いことを意味する。
6. USDA-FSISが実施した遡及調査では、施設M46841で製造されたHelloFreshミールキット中の牛挽肉を、複数の患者が受け取っていたことが特定された。当該牛挽肉の製造に使用された原材料についてのUSDA-FSISによる遡及調査が進行中である。
7. CDCは、2022年7月2日から7月21日までに出荷されたHelloFreshミールキット中の牛挽肉を冷凍保存していないか、冷凍庫を確認するように勧告している。調査官らは、他の牛挽肉製品に汚染がないかどうかを判断するための取り組みを行っている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2022/o157h7-09-22/index.html
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