食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05910070164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、地表水中のPFASのリスク限界値に関する報告書を公表 |
資料日付 | 2022年9月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は9月8日、地表水中のPFASのリスク限界値に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。 RIVMは、地表水中のパーフルオロアルキル化合物(PFAS)の新しいリスク限界値(risk limits)を導き出した。これは、欧州食品安全機関(EFSA)が2020年にPFASの健康影響に基づく限界値(health-based limit value)を導き出したため、必要なことであった。水質評価は、ヒトの魚の摂取によるPFASの摂取量を考慮に入れるので、健康影響に基づく指標値(health-based guidance values)の影響を受ける。新しいリスク限界値は、ヒトが一生涯、魚を摂取できる地表水中の濃度を示している。 オランダでは、すでに三種類のPFAS(パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、HFPO-DA(GenX))について地表水の水質基準が設定されており、それらの新しいリスク限界値は、PFOA: 0.3 ng/L、PFOS: 7 pg/L、HFPO-DA(GenX): 10 ng/Lである。当該値は、これらのPFASの現行の水質基準よりもはるかに低い。これは、EFSAが、当該物質はこれまで知られていたよりもはるかに毒性があることを発見したからである。そのため、有害影響はより低い濃度で発生する可能性がある。 PFOA、PFOS、GenXの他にも多くのPFASが存在する。そのため、RIVMは、複数種類のPFASを複合的にリスク評価できる算出方法を開発した。PFASは単一の物質として単独で存在することはまれで、ほとんどの場合、異なるPFASの混合物で存在する。全てのPFASは類似した作用機序を有し、総混合毒性に寄与することが予想される。そのため、排出物及び地表水の検体の評価には、出来るだけ多くの異なる種類のPFASを含めるべきである。 新しいリスク限界値は、助言的な値である。本諮問書にある程度基づいて、インフラ・水管理省(ministry of Infrastructure and Water Management)は、水質基準を改正するかどうかを決定する可能性がある。 当該報告書(49ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。 https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2022-0074.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | https://www.rivm.nl/publicaties/risicogrenzen-voor-pfas-in-oppervlaktewater-doorvertaling-van-gezondheidskundige |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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