食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05910030149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、活性炭を用いた物理的な工程により魚油類及び植物油脂類由来のダイオキシン類及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類の除染工程に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年9月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月15日、活性炭を用いた物理的な工程により魚油類及び植物油脂類由来のダイオキシン類及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類(PCBs)の除染工程に関する科学的意見書(2022年7月12日採択、11ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7524)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、活性炭への吸着によりダイオキシン類(ポリ塩化ジベンゾ-p-ダイオキシン類(polychlorinated dibenzo‐p‐dioxins)、及びポリ塩化ジベンゾフラン類(polychlorinated dibenzofurans); PCDD/Fs)及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル(dioxin‐like polychlorinated biphenyls;DL‐PCBs)の濃度を低減するため魚油類及び植物油脂類の除染工程を評価した。
 全ての飼料除染工程は、欧州委員会規則(EU) 2015/786に規定された許容基準に適合しなければならない。除染工程の有効性、及び除染工程が当該製品の特長及び特性に悪影響を及ぼさないことを示すため飼料食品事業者(feed food operator;FBO)から提出されたデータが評価された。
 提出された情報が限定されていたため(特に除染前と後のサンプルの分析に関して)、CONTAMパネルは、提案された除染工程が魚油類及び植物油脂類中のPCDD/Fs及びDL-PCBsを低減するのに有効であるか否かを結論することができなかった。提出データからは、当該除染工程が魚油類及び植物油脂類の栄養成分において好ましくない変化に繋がるとのエビデンスはないが、当該工程がいくつかの有益な成分(ビタミン類等)を激減させる可能性がある。これらを合わせて考慮すると、CONTAMパネルは、FBOから提案された除染工程が規則(EU) 2015/786に規定された許容基準に適合すると結論できなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7524
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