食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05890970160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、消費者意識調査「Food and You 2:Wave 4」の結果を公表 |
資料日付 | 2022年8月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は8月10日、消費者意識調査「Food and You 2:Wave 4」の結果を公表した。概要は以下のとおり。 この調査は、イングランド、ウェールズ、北アイルランドの成人を対象に、食品の安全性、及びその他の食品問題に関連する消費者の知識、態度、行動を自己申告により測定するものである。 フィールドワークFood and You 2:Wave 4は、2021年10月18日から2022年1月10日の間に実施された。イングランド、ウェールズ、北アイルランドの4 ,026世帯から合計5 ,796人の成人が、Push to Web調査に参加した。 主な結果: 1. 信用できる食品 (1)食品の安全性及び真正性への信頼 ・92%が、自分が買う食品は安全に摂取できるものと信頼している。 ・86%が、食品表示の記載情報が正確なものと信頼している。 (2)フードサプライチェーンへの信頼 ・76%が、フードサプライチェーンを信頼している。 ・農業従事者(88%)、店舗・スーパーマーケット(85%)に対する信頼は、テイクアウト(61%)、フードデリバリー(45%)に対する信頼よりも高い。 (3)FSAに対する認識、信用及び信頼 ・92%が、FSAについて聞いたことがある。 ・FSAについて、ある程度知っている回答者の77%が、「食品が安全であり、表示通りである」ことを確認するためにFSAを信用している。 ・86%が、FSA(または食品安全担当政府機関)は食品関連リスク(食中毒や食品によるアレルギー反応等)から国民を守るものとして信頼できると答え、81%が、FSAが食品関連リスクについて国民に開かれたコミュニケーションを行っており、84%が、食品関連リスクが確認される際にはFSAが適切に対処するものと信頼していると回答。 2. 食品に関する懸念 ・86%は、自分たちが食する食品に関する懸念はないと回答し、懸念があると回答したのはわずか14%。 ・懸念があると答えた回答者には、食べるものに関してどのような懸念があるか、簡単な説明を求めた。最も多かったのは、食品の製造方法に関するもの(31%)、及び環境・倫理に関するもの(23%)。 ・回答者は、食品に関連する多くの問題について、選択肢の中から懸念があるものを選択。最も多かったのは、食品廃棄物(63%)、食品中の糖分量(59%)、動物福祉(56%)。 3. 食料安全保障 ・イングランド、ウェールズ、北アイルランド全体の82%が、食料安全が保障されている状態(70%が高い、12%がややそうである(marginal))、18%が食料不安の状態(10%が低い、7%が非常に低い)に分類された。 ・食料安全保障のレベルは、イングランド、ウェールズ、北アイルランドで同程度。 4. 外食とテイクアウト ・過去4週間において、53%がレストラン、52%がカフェ、コーヒーショップ、サンドイッチショップ(イートインかテイクアウト)、50%がテイクアウト専用店舗かレストランで直接テイクアウト注文の食事をとった。 ・38%がファーストフード店で食事をしたことがあり(イートインかテイクアウト)、35%がオンライン・フードデリバリー会社(Just Eat、Deliveroo、Uber Eats等)で注文したことがある。9%は、過去4週間においてリストにある食品事業者の食品を一切食べていない。 ・89%が、食品衛生ランク付け制度(FHRS)について聞いたことがある。59%が、FHRSについて聞いたことがあり、少なくとも少しは知識がある。 5. 食物アレルギー、不耐症、その他の過敏症 ・76%は、食物過敏症ではないと回答。12%が食物不耐性、4%が食物アレルギー、1%がセリアック病を有すると回答。 ・食物アレルギーを有する回答者の中で、最も共通する原因食物は、ピーナッツ(26%)及び果物(24%)。 ・食物不耐性を有する回答者の中で、最も共通する原因食物は、牛乳及び牛乳製品(41%)、グルテンを含む穀物(19%)。 6. 家庭での食事 (1)消費期限(Use-by dates) ・69%が、消費期限は食品がもはや安全に摂取できないことを示す情報であると認識。 ・67%が、食品を調理・準備する前に消費期限を必ず確認する。 ・過去1ヶ月の期間において、消費期限を過ぎた場合は摂取していないと回答した製品は、貝類90%、その他の魚類82%、燻製魚類76%、生肉71%。 (2)交差汚染の回避 ・56%が、生の鶏肉を全く洗わず、40%は生の鶏肉を少なくとも時折洗う。 7. 食品購入:持続可能性と環境への影響 ・30%が、環境負荷の低い食品を常に、あるいは多くの場合購入している。50%は、加工食品をあまり摂取しないこと、47%は食品廃棄物を最小限に抑えることが、持続可能な食生活に最も貢献すると考えている。 ・59%が、持続可能な食品購入の選択で最も貢献するのは、地元で生産された食品あるいは旬の食品の購入であると考えているが、9%は、持続可能な食品購入の選択肢に、何が最も貢献するのかわからないと回答。 8. 持続可能な食生活、代替肉、遺伝子技術 ・過去12ヶ月間において実行された最も多かった共通の変化は、加工食品の摂取を減らすこと(40%)、食品廃棄物を最小限にすること(40%)。 ・32%は現在代替肉を摂取しており、21%はかつて代替肉を摂取していたが現在は摂取しておらず、39%が代替肉を摂取したことがない。 ・回答者は、遺伝子/ゲノム編集(GE)食品よりも遺伝子組換え(GM)食品について、より高い認識と知識を有している(GM食品について聞いたことがない者は9%、GE食品について聞いたことがない者は42%)。 当該報告書は以下のURLから閲覧可能。 https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/Food%20and%20You%202%20Wave%204%20Key%20Findings%20Report_0.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | https://www.food.gov.uk/research/executive-summary-for-food-and-you-2-wave-4 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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