食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05890260314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中に含有されるアルケニルベンゼン類と健康リスクに関する論文の科学誌掲載を公表 |
| 資料日付 | 2022年8月10日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は8月8日、食品中に含有されるアルケニルベンゼン類と健康リスクに関する論文の科学誌掲載を報じた。概要は以下のとおり。 食品の中には、潜在的に有害となる(毒性のある)物質が含有されている場合がある。一例として、アルケニルベンゼン類は、植物二次代謝成分としてバジル、フェンネル、パセリ等、特定のハーブやスパイスに含有される。これらのハーブやスパイス、及び、それらに由来する抽出物は、食品製造に使用されている。中でも、バジルを含むペストウ、フェンネルティー、植物ベースの食品サプリメントには、アルケニルベンゼン類が多量に含まれている可能性がある。 2001年及び2002年、欧州委員会の食品科学委員会(SCF)は、サフロール、メチルオイゲノール、エストラゴールを、変異原性を有する発がん性物質と評価し、食品への使用を制限するよう勧告した。当該勧告に基づき、規則(EC) No.1334/2008附属書IIIによると、サフロール、メチルオイゲノール及びエストラゴールを、食品に香り付けを目的として添加することは許可されていない。さらに、乳製品、肉製品、魚製品、スープ、ソース、ノンアルコール飲料等の特定の食品群には、特定の香料及び香料特性を有する食品原材料成分において天然に発生するこれらの物質の最大値が適用される。エレミシン、ミリスチシン、アピオール等の他のアルケニルベンゼン類も、特定の香料料及び香料特性を有する食品原材料成分に天然に存在するが、これまでのところ最大値は適用されていない。 アルケニルベンゼン類が及ぼす有害健康影響の程度については、論争の的となっている。サフロール、メチルオイゲノール、エストラゴールは、動物実験において変異原性及び発がん性を示している。エレミシン、ミリスシチン、アピオール等、研究が進められていない他のアルケニルベンゼン類も同様の化学構造を有しており、これらの物質類も同等の(毒性)作用を示す可能性が示される。しかしながら、ほとんどのアルケニルベンゼン類は、毒性、中でも、変異原性及び発がん性に関して、未だ充分には調査されていない。 BfRは、食品中に含有される多様なアルケニルベンゼン類の発生及び毒性に関する現在の知識を概説し、科学雑誌「Foods」に公表した。BfRは、アルケニルベンゼン含有食品から生じる健康リスクを決定的に評価することは、現在のところ不可能であると結論する。これは知識のギャップによるものであり、適切な研究により解消しなければならない。毒性学的に関連する食品中のアルケニルベンゼン類の発生及び含有量に関するデータ不足に加え、消費量に関するデータも不足している。中でも、エレミシン、ミリスチシン、アピオール等、十分に調査されていないアルケニルベンゼン類については、有害特性に関して調査が必要となる。 発表された論文は以下より閲覧可能。 「食品中に含有されるアルケニルベンゼン類: 健康有害影響に対する評価を妨げる側面(Alkenylbenzenes in Foods: Aspects Impeding the Evaluation of Adverse Health Effects)」 Foods 2021 , 10(9) , 2139; https://doi.org/10.3390/foods10092139 「ミリスチシン及びエレミシン: 食品中に含有される潜在的に有毒なアルケニルベンゼン類(Myristicin and Elemicin: Potentially Toxic Alkenylbenzenes in Food)」 Foods 2022 , 11(13) , 1988; https://doi.org/10.3390/foods11131988 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | https://www.bfr.bund.de/cm/349/alkenylbenzenes-in-food-how-large-is-the-health-risk.pdf |
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