食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05890200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えKluyveromyces lactis CHY株由来食品用酵素キモシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年8月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月8日、遺伝子組換えKluyveromyces lactis CHY株由来食品用酵素キモシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(7月8日採択、PDF版15ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7462)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素キモシン(EC 3.4.23.4)は、DSM Food Specialties B.V.により、遺伝子組換えKluyveromyces lactis CHY株を用いて産生される。
 当該食品用酵素は、チーズ及び発酵乳製品製造用の乳加工工程において使用することが意図されている。
 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.69 mg 総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。
 当該産生株は、既知である薬剤耐性遺伝子を複数コピー保持しており、その結果、安全性評価における安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を完全には満たさない。しかしながら、当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断されることから、複数コピーの薬剤耐性遺伝子の存在がリスクになるとは考えられない。
 当該微生物由来及び適用された遺伝子組換えに起因する、あるいは、製造工程に起因するその他の懸念は確認されないため、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、当該食品用酵素の評価において毒性学的試験は不要であると判断する。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンのアミノ酸配列との類似性が検索され、4件の一致が検出された。一致したアレルゲンは、イノシシ(Sus scrofa)由来ペプシンA、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)由来アスパラギン酸プロテアーゼ様タンパク質Bla g2、糸状菌Aspergillus fumigatus由来アスペルギロペプシンAsp f10、スギ(Cryptomeria japonica)由来プロテアーゼCPA63である。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは低いながらも排除されないと判断する。中でも、スギ花粉アレルゲンに感作された摂取者においては、当該リスクは低いながらも排除されないと判断する。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7462
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。