食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05890150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Cellulosimicrobium funkei AE-AMT株由来食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年8月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月3日、Cellulosimicrobium funkei AE-AMT株由来食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(7月7日採択、PDF版12ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7463)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素α-アミラーゼ(4-α-D-グルカン・グルカノヒドロラーゼ; EC 3.2.1.1)は、天野エンザイム株式会社(Amano Enzyme Inc.)により、非遺伝子組換えCellulosimicrobium funkei AE-AMT株を用いて産生される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、マルトトリオース製造用のデンプン加工工程に使用されることが意図されている。
 デンプン加工工程において適用される精製工程により、総有機固形物(TOS)残留物は除去されるため、食事性ばく露の推定は不要であると考えられる。
 遺伝毒性試験では、安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は,ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である230 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンのアミノ酸配列との類似性が検索され、9件の一致が検出された。一致するアレルゲンは、昆虫類、ダニ類、真菌類により産生されるα-アミラーゼ8種、及び、グルコアミラーゼ1種であり、全て呼吸器系アレルゲンとして知られている。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7463
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