食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05880540535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、ウコン及びクルクミン含有サプリメントがもたらすヒトの健康に対する潜在的リスクに関するディスカッション・ペーパーを公表 |
| 資料日付 | 2022年7月7日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 英国毒性委員会(COT)は7月7日、ウコン及びクルクミン含有サプリメントがもたらすヒトの健康に対する潜在的リスクに関するディスカッション・ペーパーを公表した(PDF版33ページ)。概要は以下のとおり。 1. 背景 英国食品基準庁(FSA)は、生ウコン、粉末ウコン及びウコン含有サプリメントの摂取と関連する事例を監視してきた。当該事例、及び、これらの商品の成分組成・潜在的汚染をめぐる不確実性に鑑みて、COTは、多様な形態にあるウコン及びクルクミンがもたらすヒトの健康へのリスクに関し、意見の表明を求められてきた。 本ディスカッション・ペーパーは、ウコン含有サプリメントの安全性に関する最新のレビューを提示するものである。最近委託された製品調査、クルクミノイドに関するアジュバント化合物が共存した場合のバイオアベイラビリティへの影響/薬物動態(PK)に関する最近の文献のレビュー、当該サプリメントを長期間摂取した場合のクルクミノイドの安全性に関する最新のレビューを考慮している。また、「高吸収率」を謳っての市販を目的とした、合成クルクミノイドやクルクミノイドを内包するマイクロ粒子あるはナノ粒子を含有するサプリメント等、従来とは異なる、あるいは、新たな内容物を含有するサプリメントに関して、最新市場の「スナップショット」が議論された。 2. 要約及び結論 ウコンは、世界の熱帯・亜熱帯地域で栽培されている多年草であるCurcuma longa L.の根茎(地下茎)の通称である。 クルクミン(E 100)は、EUにおいて食品添加物として認可されているジシンナモイルメタン(dicinnamoylmethane)系色素である。国連食糧農業機関/国連世界保健機関合同食品添加物専門家会議(JECFA)、欧州連合食品科学委員会(SCF)、及び、(欧州食品安全機関(EFSA))にて評価されている。2004年のJECFAによる生殖毒性試験に基づき、3 mg/kg 体重/日の許容一日摂取量(ADI)が設定されており、2010年のEFSAによる評価にて再確認されている。 生鮮状態、粉末状態、あるいはサプリメントとして摂取するウコン及び/又はクルクミンは、健康上の利点が謳われており、人気が高まっている。 クルクミンのバイオアベイラビリティは低いが、サプリメントではバイオアベイラビリティ改善を目的として合成クルクミンやクルクミへの化学修飾が利用されており、その結果として、クルクミンの毒性プロファイルが変更される可能性がある。しかしながら、最近の研究結果によると、アジュバント化合物であるピペリンの利用は、報告されていた程にはクルクミノイドのバイオアベイラビリティを上昇させない可能性が判明した。2021年の最近調査では、サプリメント15種のうち、10種にピペリンが含有されており、内6種の含有濃度は1%以上であった。 食品添加物や香辛料として使用されるウコン/クルクミンを食事の一部として摂取した場合、ばく露量は一般的に食事由来ADIを下回る。しかしながら、謳われている健康上の利点を求めて大量摂取した場合、あるいは、サプリメント経由にて大量摂取した場合、ADIを大幅に超過する可能性がある。最近実施されたサプリメント15種に関するクルクミノイドの調査では、製品ラベル記載の推奨摂取量に従った場合、サプリメント2種において食事性ばく露に対して設定されたADIを超過する濃度となる可能性が判明した。ピペリンのような他の化学物質と併用した場合、サプリメントに含有されるクルクミノイドのトキシコキネティクスが変化する可能性があり、食事由来ADIとの比較は、恐らく適切ではない。 当委員会は最近の肝毒性に関する報告に関しては入手可能な全データを以前にレビューしており、さらに、当該効果は投与時に発生じ、中止後に回復したことから、ウコンとの関連性があると結論した。当該症状は、薬物特異体質反応と一致する。しかしながら、汚染物質が関与している可能性も排除されない。 ウコン及びクルクミン含有サプリメントの重金属汚染問題が知られているが、2021年及び2022年の英国における調査では、ウコン製品総計100種のうち、最近EUにより設定された最大値(maximum level)1.5 mg/kgを超過していたのは、鉛濃度が2.25 mg/kgであったスパイス粉末製品1点のみである。 当委員会は以前(2019年9月)、ADIの大幅な超過は、ヒトへの潜在的健康リスクであることに同意している。中でも、他の医薬品を併用している場合や肝胆機能が変化している摂取者では、その懸念は強まることになる。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://cot.food.gov.uk/Discussion%20paper%20on%20the%20potential%20risk%20to%20human%20health%20of%20turmeric%20and%20curcumin%20supplements |
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