食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05880340470 |
| タイトル | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の薬剤耐性(AMR)に関する2020年疫学報告書を公表 |
| 資料日付 | 2022年7月25日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は7月25日、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の薬剤耐性(AMR)(EARS-Net)に関する2020年疫学報告書(34ページ)を公表した。主な内容は以下のとおり。 1. 欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の29か国が欧州薬剤耐性サーベイランスネットワーク(EARS-Net)に2020年のデータ(訳注:ヒトの侵襲性分離株のデータ)を報告した。28か国はEARS-Netのサーベイランス対象である細菌8種(大腸菌(Escherichia coli)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、アシネトバクター(Acinetobacter species)、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、腸球菌(Enterococcus faecalis及びEnterococcus faecium))全てのデータを報告した。1か国は肺炎球菌を除く全ての細菌種のデータを報告した。 2. 最も多く報告された細菌種は、大腸菌(41.3%)であり、次いで黄色ブドウ球菌(21.9%)、肺炎桿菌(11.9%)、E. faecalis(8.4%)、緑膿菌(6.2%)、E. faecium(5.5%)、肺炎球菌(2.6%)、アシネトバクター(2.3%)の順であった。 3. 2020年に報告された分離株の総数は、EU/EEAレベルでは、肺炎球菌を除きすべての細菌種で2019年に比べて増加した。この増加は各国レベルでは必ずしも見られなかった。一方、肺炎球菌については、EU/EEAレベルでの分離株の総数は2019年から2020年にかけて大きく減少し(44.3%、2019年の15 ,608件から2020年8 ,689件)、同様の20%を超える大きな減少は1か国を除くすべての国で報告された。 4. 2020年にEU/EEA各国からEARS-Netに報告されたAMRの状況は、細菌種、抗菌性物質の系統及び地理的地域によって大きなばらつきがあった。全体として、EU/EEA(英国を除く)において、当該報告書にある細菌種-抗菌性物質の組み合わせの大半では、2016~2020年の期間で、人口加重平均AMR割合は有意な減少傾向を示すか、有意な傾向を示さないかのいずれかであった。この例外は、大腸菌及び肺炎桿菌のカルバペネム耐性、E. faeciumのバンコマイシン耐性で、これらは当該期間中有意に増加した。 5. 2020年にEARS-Netに報告された大腸菌分離株の半数以上、肺炎桿菌分離株の3分の1以上が、サーベイランス対象の少なくとも1系統の抗菌性物質に対して耐性を示し、複数系統の抗菌性物質に対する共耐性もしばしば見られた。両細菌種で監視対象となっている抗菌性物質系統では、概して大腸菌よりも肺炎桿菌の方がAMRの割合は高かった。大腸菌ではカルバペネム耐性は依然として稀であったが、EU/EEA諸国のほぼ4分の1で、10%を超える割合の肺炎桿菌のカルバペネム耐性が報告された。カルバペネム耐性は緑膿菌及びアシネトバクターでも多く見られ、肺炎桿菌よりも高い割合であった。サーベイランス対象のグラム陰性細菌の大半では、EU/EEA(英国を除く)における2016~2020年の人口加重平均AMR割合の変化は穏やかで、過去の報告と同様AMRは高水準のままであった。 6. 黄色ブドウ球菌については、2016~2020年でメチシリン耐性株(MRSA)の割合の低下が報告されている。それにもかかわらず、MRSAはEU/EEAでは依然として重要な病原菌であり、複数の国で依然として高いレベルにあり、他系統の抗菌性物質との共耐性も多く見られる。肺炎球菌のマクロライド耐性の割合についても2016~2020年の期間で減少傾向が観察された。 7. 特に懸念される変化の一つは、EU/EEA(英国を除く)におけるE. faeciumのバンコマイシン耐性分離株の人口加重平均割合の増加傾向である(2016年の11.6%から2020年は16.8%に増加)。 8. 報告された複数の細菌種-抗菌性物質系統の組み合わせのAMRの割合は国により広く異なり、しばしば北から南へ、西から東への勾配があった。概して欧州北部の国々では最も低いAMRの割合が報告され、欧州南部及び東部の国々で最も高い耐性割合が報告された。バンコマイシン耐性E. faeciumについては、明確な地理的パターンは見られなかった。 当該報告書は以下のURLから入手可能。 https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/AER-EARS-Net-2020.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
| 情報源(報道) | 欧州疾病予防管理センター(ECDC) |
| URL | https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/antimicrobial-resistance-eueea-ears-net-annual-epidemiological-report-2020 |
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