食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05860180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BE株由来の食品用酵素グルカン1 ,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年6月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月30日、遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BE株由来の食品用酵素グルカン1
,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(5月19日採択、PDF版17ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7374)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素グルカン1
,4-α-グルコシダーゼ(4-α-D-グルカン グルコヒドロラーゼ EC 3.2.1.3)は、遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BE株を用いてNovozymes A/Sにより産生される。
 当該遺伝子組換えの結果は、安全性上の懸念を提起しない。
 当該食品用酵素は、産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用のデンプン加工工程、醸造アルコール製造工程、醸造工程、焼成工程、穀物ベース加工工程、及び、ジュース製造用の果物・野菜加工工程の食品製造6工程における使用が意図されている。
 総有機固形物(TOS)残留量は、蒸留及びグルコース・シロップ製造工程に適用される精製段階により除去されるため、これらの食品加工2工程に関しては食事性ばく露は算出されなかった。残りの4工程に関しては、欧州集団における当該食品用酵素-TOSへの食事性ばく露は、1日あたり最大7.7 mg TOS/kg 体重と推定された。
 遺伝毒性試験では、安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は,ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は,試験された最高用量である3
,795 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し,これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは490を超過した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンのアミノ酸配列の類似性を検索したところ、1件の一致が検出された。CEPパネルは、意図された使用条件下(醸造アルコール製造以外)において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7374
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