食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05860090164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、ヘルモントのVolkstuin Delta家庭菜園複合施設由来の菜園作物中のPFASに関するリスク評価報告書を公表
資料日付 2022年6月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は6月21日、ヘルモント(Helmond)のVolkstuin Delta家庭菜園複合施設由来の菜園作物中のPFASに関するリスク評価報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 RIVMは、Volkstuin Delta家庭菜園複合施設で採れた自家栽培の野菜及び果物の摂取によって、人々がどのくらいのパーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)を摂取する可能性があるかを算出した。この施設は、ヘルモントにあるCustom Powders社から北東に1
,150メートルの地点に位置している。Custom Powders社は、二種類のPFAS(パーフルオロオクタン酸(PFOA)(2012年まで)及びGenX(2012年~2018年))を含むテフロンを加工していた。その結果、PFASは大気を経由して土壌及び地表水に排出され、土壌及び地下水を経由してこの家庭菜園複合施設の作物を汚染している。
 当該研究により、Volkstuin Delta家庭菜園由来の自家栽培作物によるPFASの摂取量はそれほど高くないことがわかった。人々はこれらの作物を摂取し続けることができる。しかし、この家庭菜園由来の作物中のPFAS濃度は、PFASの排出源から離れた場所にある二つの家庭菜園複合施設由来の自家栽培作物中のPFAS濃度よりも高かった。
 家庭菜園の所有者は、自家栽培作物の摂取を店の野菜や果物の摂取で多様にすることにより、PFAS摂取量を減らすことができる。店の野菜及び果物はPFASの含有量が少ない。人々は他の食品の摂取や飲用水によってもPFASにばく露されているため、野菜及び果物の摂取を変化させることは重要である。このため、オランダにおけるPFASの摂取量は、いわゆる健康影響に基づく指標値(health-based guidance values)よりも高い。この指標値以下の量を摂取した場合、健康への有害影響はないと考えられ、指標値を超える量の摂取は、長期的には健康影響につながる可能性がある。
 当該研究で、RIVMは、Volkstuin Delta家庭菜園複合施設由来の自家栽培作物を毎日摂取した場合、人々がどれくらいのPFASを摂取する可能性があるかを算出した。この量は、欧州食品安全機関(EFSA)が定めたPFASの健康影響に基づく指標値と比較された。
 当該報告書(65ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2022-0009.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/risicobeoordeling-van-pfas-in-moestuingewassen-uit-volkstuinencomplex-volkstuin-delta
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