食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05860060149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、酸素捕捉食品接触材料に使用する有効成分シクロオクテン(cyclooctene)ホモポリマーとステアリン酸コバルト(cobalt stearate)の組み合わせの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年6月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月23日、酸素捕捉食品接触材料に使用する有効成分シクロオクテン(cyclooctene)ホモポリマーとステアリン酸コバルト(cobalt stearate)の組み合わせの安全性評価に関する科学的意見書(2022年5月18日採択、14ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7364)を公表した。概要は、以下のとおり。
食品接触材料、酵素および加工助剤に関するEFSAのパネル(CEP)は、あらゆる種類の食品を室温または室温以下で6カ月間保存できる包装材に脱酸素剤(oxygen scavenger)として組み合わせで使用されるシクロオクテンホモポリマー(PCOE)とステアリン酸コバルト(CoS)の安全性を評価した。CoSは酸化触媒であり、PCOEは脱酸素作用のために意図的に酸化される。これら化学物資は、直接的または間接的に食品と接触するプラスチック層に導入される。コバルトとシクロオクテンモノマ-の潜在的移行(SML)は、それぞれの特定移行成分限界値を下回っていた。PCOEの非酸化状態のオリゴマーの分子量1
,000以下の低分子量画分(LMWF)の潜在的な移行の上限値は●●●(元原稿では、黒塗り)であると見積もられた。パネルは、当該画分は遺伝毒性の可能性の懸念を提起するものではない、そして亜慢性毒性研究から導出された無毒性量(NOAEL)は安全性に対する懸念を提起することがない程十分に大きいばく露マージン(MOE)を保証している、と結論付けた。しかしながら、パネルは、ポリマーの酸化反応により異なる性質をもつ副生成物が生じる可能性など、酸化されたPCOE LMWFの分析は十分に包括的ではないと共に、それぞれの物質に対する検出限界値約●●●(元原稿では、黒塗り)は大き過ぎる、と判断した。酸化されたPCOEのLMWFは、PCOEオリゴマーの遺伝毒性試験または90日間経口ばく露研究では調べられていない。特定された潜在的酸化高分子の評価は決定的であると見なされたが、検出されていない酸化高分子の評価は決定的ではない。したがって、CEPパネルは、食品に直接的に接触する、または不活性ポリマー層によって食品から分離されているプラスチック層に脱酸素剤としてシクロオクテンホモポリマーおよびステアリン酸コバルトを一緒に提案された手法で使用する安全性を結論付けることはできないと判断した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7364
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