食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05850730160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、ひまわり油を特定の植物油で代用した場合の英国消費者のアレルギー反応リスクに関する迅速なリスク評価を公表 |
資料日付 | 2022年6月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は6月1日、ひまわり油を特定の植物油で代用した場合の英国消費者のアレルギー反応リスクに関する迅速なリスク評価を公表した。概要は以下のとおり。 「背景」 英国のひまわり油の供給は、ウクライナの紛争により深刻な影響を受け続けているため、現在、代替の食用油がひまわり油に置き換えられている。 業界は代替油の使用と同時に、製品の再ラベル貼付を行うことができておらず、誤ったラベルが貼られた製品が市場に出回ることになった。 この迅速なリスク評価では、ひまわり油が、包装に表示されることなく、食品中において特定の植物油(パーム油、パームオレイン、パーム核油、完全精製大豆油、綿実油、コーン油、ヤシ油、オリーブ油)に代替された場合の英国消費者のアレルギーリスクを考察する。 「概要」 FEDIOL(欧州の植物油及びたん白質ミール産業を代表する連盟)によると、植物油の精製目的は、食品安全、顧客及び品質の要件を満たす製品を製造することである。 精製は、アレルギーを引き起こすたん白質を含む化合物や汚染物質を除去するために、ますます重要になってきている。 精製には、精製する油、種子、豆あるいはナッツの種類によって主に2つのタイプ、物理的精製と化学的精製がある。 どちらの工程も、危害分析重要管理点(HACCP)の原則に沿って行われ、法的要件を満たす精製植物油を得るために、いくつかの段階を経る。完全精製植物油は、食用中和(アルカリ精製)漂白脱臭(N/RBD)油として説明される。 その代わりに粗製植物油(未精製としても知られる)は、排出又は抽出によって得られる。これらの油は、味、安定性、外観、におい等において好ましくない物質や微量成分を含む。これらの微量成分には、油の生産に使用される種子、豆、ナッツからのたん白質が含まれ、アレルギーの原因となるものがある。 (以下、各植物油に関する考察は省略) ・完全精製大豆油 ・完全精製パーム油、パームオレイン、パーム核油、コーン油、綿実油、完全精製オリーブオイル及びコールドプレス油 ・ヤシ油 「主な不確実性」 完全精製パーム油、パームオレイン、パーム核油、コーン油、綿実油、精製又は未精製のヤシ油、コールドプレスオリーブ油の主な不確実性の原因は以下のとおりである。 ・ 精製工程で、完全精製植物油(パーム油、パームオレイン、パーム核油、コーン油、綿実油)からどの程度たん白質が除去されるか、及びこれらの油に残留する可能性のあるたん白質の量。 ・産業界が食品にこれらの油をどの程度使用する予定か、またその量。 ・これらの油がひまわり油の代替とされる場合、一回に摂取される、最終食品に含まれるであろうたん白質の量。 ・アレルギー反応を引き起こすために摂取する必要のあるアレルゲン性たん白質の量。 ・これらの油に対するアレルギー反応について確認された臨床データが不十分であるのは、報告不足によるものかどうか。 「次のステップ」 このリスク評価は、消費者の安全と選択に対する責任を果たすために、地方自治体や産業界に、特定のひまわり油の代替植物油に関するアドバイスを提供するために使用されている。 この迅速なリスク評価の対象となっている全てのひまわり油の代替油に関し、相応の強要(proportionate enforcement)は奨励されていない。短期間において以下の油に関してのみ、表示なしでひまわり油の代替とすることが奨励されている。 ・精製なたね油 ・完全精製パーム油、完全精製大豆油、完全精製ヤシ油 ・完全精製コーン油 当該リスク評価書は以下のURLから閲覧可能(PDF、28ページ) https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/Allergy%20rapid%20risk%20assessment%20-%20vegetable%20oils%20substitution%20for%20sunflower%20oil%20-%20publication%20version%20SM.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | https://www.food.gov.uk/research/food-allergy-and-intolerance-research/rapid-risk-assessment-on-the-risk-of-allergic-reactions-in-uk-consumers-if-sunflower-oil-is-substituted-with-certain-vegetable-0 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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