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資料管理ID syu05850350475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、子豚の大腸菌症に対するコリスチンを充填したアルギン酸ナノ粒子の有効性に関する研究結果を発表
資料日付 2022年6月3日
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分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月3日、子豚の大腸菌症に対するコリスチンを充填したアルギン酸ナノ粒子の有効性に関する研究結果を発表した。概要は以下のとおり。
 ANSESのPloufragan-Plouzane-Niort研究所の研究者は、子豚の下痢を治療するために、リール大学及びフランス国立科学研究センター(CNRS)のチームと共同で行われたコリスチンを充填したアルギン酸ナノ粒子の有効性に関する研究に参加した。
 大腸菌によって引き起こされる疾病の治療に頻繁に使用される抗生物質コリスチンは、特に子豚の大腸菌症によく使用されている。離乳後に頻繁に見られるこの疾病は、下痢を引き起こす。問題は、コリスチンを多用することが、薬剤耐性の出現を引き起こす可能性があることである。コリスチンの使用低減のために研究されている解決策の一つに、多糖類であるアルギン酸のナノ粒子との組合せがある。
 国立研究機構の出資を受けたSincolistinプロジェクト(豚の飼育慣行におけるコリスチンの使用削減に向けた戦略的解決策)の枠組みで、大腸菌の感染により下痢や高熱を示す子豚8頭からなる複数の集団に対し、当該ナノ粒子の有効性をテストした。治療開始後、当該ナノ粒子で治療した豚から採取した96の糞便検体はいずれも下痢の徴候を示さなかった。一方、従来のコリスチンで治療された子豚から採取した検体のうち3検体、及び、治療していない集団の9検体で下痢の症状が認められた。したがって、コリスチンを充填したアルギン酸ナノ粒子の製剤は、より少ないコリスチンの分量を使用しても、少なくとも従来の治療と同じ程度に有効であると結論付けることができる。さらに、治療数日後、糞便中の大腸菌群の多くがコリスチンに耐性を示さなかった。
 「アルギン酸のナノ粒子を用いたコリスチンの製剤は、従来の治療に比べて必要とするコリスチンの量が少ないため、治療後に環境中に放出される抗生物質の量が少ない。したがって、細菌が耐性を獲得するリスクが低くなる」とANSESのPloufragan-Plouzane-Niort研究所、マイコプラズマ学・細菌学・薬剤耐性研究施設長のIsabelle Kempf氏は結論付ける。研究施設は、研究所の衛生豚生産実験部と共同で子豚に対する研究を行なった。研究論文は3月にVeterinary Microbiology誌に掲載された。離乳後の子豚の下痢に対するコリスチンを充填したアルギン酸ナノ粒子の治療の有効性及び安全性を確認するために、今後、様々な実験条件や実地環境で補足の研究が必要である。
 当該論文は以下のURLから入手可能。
https://hal.archives-ouvertes.fr/hal-03561670
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/association-colistine-nanoparticules-moins-d%E2%80%99antibiotique-pour-une-efficacit%C3%A9-conserv%C3%A9e

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