食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05850220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-FR株を用いて生産される食品用酵素グルカン1 ,4-α-マルトヒドロラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年6月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月15日、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-FR株を用いて生産される食品酵素・グルカン1
,4-α-マルトヒドロラーゼの安全性評価に関し、科学的意見書を公表した(5月18日採択、PDF版15ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7367)。概要は以下のとおり。
 食品用酵素グルカン1
,4-α-マルトヒドロラーゼ(4-α-D-グルカン α-マルトヒドロラーゼ; 3.2.1.133)は、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-FR株を用いて、Novozymes A/Sにより生産される。
 遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。
 産生株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))ステータスにあることが示されている。当該食品用酵素は、生産生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、焼成工程及び醸造工程、グルコース・シロップ製造用及び他のデンプン加水分解物用のデンプン加工工程の食品製造3工程にて使用することが意図されている。
 総有機固形物(TOS)残留量は、グルコース・シロップ製造時に適用される精製段階において除去されるため、食事性ばく露は、焼成工程及び醸造工程に関してのみ算出され、欧州集団においては、1日あたり最大0.30 mg TOS/kg体重と推定された。
 産生菌株のQPSステータス、及び、当該食品用酵素製造工程に起因するハザードが存在しない点を考慮し、毒性学的試験が必要であるとは判断されなかった。
 既知アレルゲンのアミノ酸配列との類似性が検索され、類似する配列4件が検出された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータ、産生株のQPSステータス、及び、生産工程から生じる懸念が存在しない点に基づき、CEPパネルは、遺伝子組換えB. licheniformis NZYM-FR株を用いて生産される食品用酵素グルカン1
,4-α-マルトヒドロラーゼは、意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7367
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