食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05850040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、複数の化合物への複合ばく露のリスク評価に関するテーマ(コンセプト)ペーパーをテクニカルレポートとして公表
資料日付 2022年5月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月31日、複数の化合物への複合ばく露のリスク評価(RACEMiC)に関するテーマ(コンセプト)ペーパー(※訳注)をテクニカルレポート(2020年10月6日承認、8ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2022.e200504)として公表した。概要は以下のとおり。
1. ビジョン
 2030年までに、EFSA及びパートナーは、EFSAの活動領域にわたって複数の化合物に対するヒトの健康リスク評価を日常的に実行するための装備を行う。複数の化合物に対する食事性及び非食事性ばく露の構造化され効率的な評価のための調和のとれたツール及び統合されたデータが利用可能になる。利用可能な手法は、目的に適合し、当該分野の規則の要件に対応する。
2. 範囲と目的
●この主な目的は複数の化合物に対する食事性及び非食事性ばく露の結果生じるヒトの健康リスクの評価のための調和のとれたアプローチを開発し、実装することである。したがって、提案されたテーマは、手法の開発、ツールの調和化、データの統合及び実装の4つの作業パッケージに分かれる。
●EFSAは先ず、この分野における関連する方法論の開発を特定するため、過去のプロジェクトの成果物を選別する。これらの手法は、EFSAの全領域に適用可能な実用的で調和のとれたツールに変換され、必要な入力データは構造化された形式に統合される予定である。EFSAは次に、現在進行中の他のプロジェクトを引き続き監視し、ハザード評価とばく露評価の両方において、さらなる技術革新と方法論開発の必要性を特定する予定である。
●堅実で管理可能な進歩を確保するため、複数の化合物に対するリスク評価は段階的アプローチで実装される。EFSAは先ず、複数の農薬に対する食事性ばく露の日常的なリスク評価を優先し、続いて農薬に対する非食事性ばく露を統合する。他の化合物を優先順位付けする手法も開発され、農薬の領域で得られた経験に基づき、実装プランの範囲は他の化合物に拡張される。 
 国の管理当局へのアウトリーチを増やすため、EFSAはこの開発された手法とツールの実装を推進し、必要な場合、適切な研修を提供する。
3. 機会
●利用可能な手法は、EFSAの科学委員会のガイダンス(2019)においてすでに十分に記載されており、そのガイダンスには将来の方法論的な開発に対するいくつかの勧告が含まれている。農薬の領域における最近の試験的な評価、及び他の欧州及び国際的なパートナーが得た実際的な経験を合わせて、EFSAは更なるガイダンス及び方法論開発に対する全要件を特定するための強固な根拠を持つことになる。方法論開発の全提案は収集され優先順位付けされ、革新的な研究プロジェクトの潜在的なパートナーが特定される。
●研究のためのHORIZON 2020枠組みプログラムは、複数の化合物への複合ばく露のリスク評価に関連する可能性があるいくつかのプロジェクト(例: EuroMix、Human Exposome Project、HBM4EU、FOODSAFTY4EU)を実施した。これらのプロジェクトはこの領域における直近の方法論開発を特定するのによい機会であり、また、将来の開発及び革新プロジェクトを特定するのにEFSAを支援するであろう。
●複数の化合物の評価用ソフトウェアが異なる枠組みで開発されており、異なるプラットフォーム(MCRA Software、EuroMix Toolbox、Danish Mixture Calculator、MYCHIF、BIKE等)で利用可能である。異なるソフトウェアの適切な使用を確保するため、調和がとれ、十分に構造化され(モジュール式)、十分に透明な(オープンソース)プラットフォームに統合される予定である。共通のプラットフォームの配置後、新たな方法論開発に対応するため、新たなモジュールが追加される。
●過去数年にわたり、EFSAは食品摂取データ及び食品中の化合物の存在量データの収集において進歩を遂げてきた。これらのデータは、同時に摂取される、同時に存在する化合物と食品の特定を可能にするため、複数の化合物に対する食事性ばく露を評価するのに適切である。しかしながら、複数の化合物の複合毒性に関して、構造化されたデータはまだ限られている。関連する毒性学的データへのよりよいアクセスを確保するため、EFSAは、現時点で毒性情報の最も包括的なオープンアクセスレポジトリであるOpenFoodTox Databaseをさらに拡張する予定である。
●いくつかの国の管理当局は、(飲用)水中の化合物の存在量データ及び非食事性ばく露量の評価に有用と考えられるその他のデータの入手可能性を報告している。これは、EFSAが関連する存在量データの利用可能性をレビューし、この分野におけるさらなるモニタリングデータの必要性を特定するのを支援する。これは、環境リスク評価の下で計画されている活動と合わせて検討する必要がある。
●農薬の累積リスク評価に関する最近のパイロットアセスメント(EFSA、2020a; EFSA、2020b)は、この分野における将来の実施のための確かな基礎になる。この経験に基づき、EFSAは、累積評価グループの精緻化においてより無駄のないアプローチを行うためのスクリーニング法を開発している。欧州委員会及びEFSAは、農薬への複合ばく露の評価手法の開発及びその後の実施に関する進行中の作業の優先順位を定めた行動計画を2020年末までに策定する予定である。
●複数の化合物への複合ばく露によるヒトの健康リスクの評価に関するロードマップの草案は、すでにEFSAによって詳細に検討され、EFSAの諮問フォーラムの下でEU加盟国と議論された。この草案文書は、現在の枠組みの中でより包括的なロードマップを策定するための確かな根拠をすでに提供している。
4.協力:(省略)
5.EFSA及びパートナーへの影響:(省略)
(※訳注) EFSAの行動指針の策定を支援することを目的として作成された文書
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/e200504

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