食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05840500348 |
タイトル | フィリピン農業省、遺伝子組換え生物承認プロセス合理化に向け改定された省合同通達No.01、シリーズ2021について公表 |
資料日付 | 2022年3月15日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | フィリピン農業省は3月15日、遺伝子組換え生物承認プロセス合理化に向け改定された省合同通達No.01、シリーズ2021について公表した。概要は以下のとおり。 フィリピンは世界貿易機関(WTO)に対し、バイオテクノロジーに関する規則及び規制の改定を通告した。公衆に有益な遺伝子組換え生物(GMO)の承認プロセスを合理化が期待される。 この規則改定は、フィリピンが飢餓ゼロを達成するための「農業イノベーションの促進」に役立つとして、マニラの米国農務省海外農業局(USDA-FAS)に歓迎された。 3月10日、フィリピンはWTOに対し、改定された省合同通達No. 01、シリーズ2021(Joint Department Circular (JDC) No.01, Series of 2021)の通達を行った。本JDCは3月8日の発行から15日後に発効となっている。 科学技術省(DOST)、農業省(DA)、環境天然資源省(DENR)、保健省(DOH)、内務自治省(DILG)省合同通達No. 01、シリーズ2016(JDC No.1, Series of 2016)に代わる、改定されたJDCは2月15日に承認された。 マニラのUSDA-FASは、「この改革により、遺伝子操作した作物(genetically engineered crops)の商業化のための承認タイムラインの大幅な短縮、及びコンプライアンスコストの大きな削減が期待される。」と、グローバル農業情報ネットワーク(GAIN)レポートで述べている。 また、同レポートは「改定されたJDCの通過は、2021年のゴールデンライスの商業普及に向けた承認に続き、バイオテクノロジーにおけるフィリピンのリーダーシップを再び浮き彫りにするものである。」と、付け加える。 マニラのUSDA-FASは、「科学に基づく政策は農業イノベーションを促進」し、持続可能な開発目標である飢餓ゼロ(SDG 2)、及び気候変動対策(SDG 13)におけるフィリピンの取組みを後押しするであろうと述べる。 Business Mirror(訳注:フィリピンメディア)は1月、フィリピンが今年、官僚的なプロセスを合理化し、公衆に有益な食品技術の承認を迅速に行うことを目指す、改定されたバイオテクノロジー手続きを実施すると速報した。 フィリピンのWTOへの通知によると、改定されたJDCでは、バイオセーフティ許可申請の評価、及び承認に関する勧告を行う共同評価グループ(JAG)が立ち上げられた。 JAGはDA、DOST、DOH及びDENRのバイオセーフティに関係する「適格な代表者」で構成される。JAGの議長はDAのバイオセーフティ委員長が務め、外部の技術専門家も加わる。 またJDCはビジネス容易化(Ease of Doing Business:EODB)法に準拠し、申請手続きを85執務日から40執務日に短縮した。 通知は「新しいJDCでは、他国で生成されたデータセットが自国の設定に適用可能であると農業省植物産業局(DA-BPI)が判断した場合、他国で開発された規制対象品の許可申請を直接、圃場試験に向けたバイオセーフティ許可に提出できる。」、及び「JDCはまた、申請者に対し、承認された公開情報シート(PIS)のコピーを一般新聞一紙、及び申請者とBPIの公式ウェブサイトに掲載することのみを要求する。」としている。 改定後の規則では、直接の使用と商業的繁殖に関するバイオセーフティ承認は、5年ごとに更新する必要がなくなり、取り消されない限り有効である。 フィリピンの通知は、「JDCは、承認された遺伝子組換えされた親株(genetically modified parental lines)の従来育種を通じて作出された植物及びその由来製品は新奇(novel)とはみなされないという規定を含んでいる。費用を支払えば、申請に対する決定の再評価が可能である。」と言っている。 ※訳注: JDC No.01, Series of 2021は、以下のURLから閲覧可能(PDF29ページ、英語) フィリピン国家バイオセーフティ委員会バイオセーフティクリアリングハウス、3月30日公表 https://bch.dost.gov.ph/dost-da-denr-doh-dilg-jdc-no-1-s2021 |
地域 | アジア |
国・地方 | フィリピン |
情報源(公的機関) | フィリピン農業省 |
情報源(報道) | フィリピン農業省 |
URL | https://www.da.gov.ph/from-business-mirror-phl-files-updated-biotechnology-rules-covering-beneficial-gmos/ |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
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