食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05830700149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、第三国由来伝統的食品としてのCanarium ovatum Engl.の堅果に関する通知についてテクニカルレポートを公表
資料日付 2022年5月13日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月13日、規則(EU) 2015/2283第14条に準拠する第三国由来伝統的食品としてのCanarium ovatum Engl.の堅果に関する通知についてテクニカルレポートを公表した(4月6日承認、PDF版14ページ、https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2022.EN-7314)。概要は以下のとおり。
 規則(EU) 2015/2283第14条に基づき、DOMENICODELUCIA SPA(イタリア)は、第三国由来伝統食品としてCanarium ovatum Engl.の堅果を市場投入するための通知を欧州委員会に提出した。同規則第15条(2)に基づき、EFSAは欧州委員会から、欧州連合域内において当該伝統食品を上市することに対し、正当な根拠に基づく安全性上の異議を提起するか否か尋ねられた。
 当該伝統食品はCanarium ovatum Engl.(訳注: ムクロジ目(Sapindales)・カンラン科(Burseraceae)・カンラン属(Canarium)・ピリ(C. ovatum))の堅果から構成される。Canarium ovatum Engl.は認められた学名であり、慣用名には、ジャワアーモンド、ピリナッツ、フィリピンナッツ等がある。ピリの木はフィリピン原産であり、ピリの堅果は、長径4 - 7cm、直径2 - 4cm、重量15 - 45gである。果皮は滑らかで薄く、熟すと紫がかった黒色となる。果肉には、殻、種皮、カーネルからなる硬いコア部分(ピリナッツ)が含まれる。可食部はカーネルである。
 当該伝統食品は、フィリピンにおいて25年以上摂取されているCanarium ovatum Engl.栽培品種の堅果から構成されると申請者は主張している。
 当該伝統食品は乾燥させた堅果として、摂取前に除去する必要のある殻付きの状態で、欧州連合域内で市販することが提案されている。
 EFSAは、当該伝統食品の成分組成及び使用歴に関する利用可能なデータは、安全性上の懸念を提起しないと考える。
 入手可能なデータを考慮し、EFSAは、欧州連合域内における当該新食品(Canarium ovatum Engl.の堅果)の市場投入に対し、安全上の異論を提起しない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-7314
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