食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05830660149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、カンガルー、イノシシ、山羊及びめん羊の枝肉の微生物による表面汚染を低減させるための乳酸の安全性及び有効性の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年5月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月12日、カンガルー、イノシシ、山羊及びめん羊の枝肉の微生物による表面汚染を低減させるための乳酸の安全性及び有効性の評価に関する科学的意見書(31ページ、2022年3月24日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 食肉処理場における冷却の前の狩猟動物(即ち、カンガルー及びイノシシ)及び小型の家畜(即ち、山羊及びめん羊)の枝肉の微生物による表面汚染を低減させるための乳酸の安全性及び有効性を判断している複数の研究が評価された。
 イノシシ及びカンガルーの獣皮付きのと体(hide-on carcass)は食肉処理場へ到着する前に冷却されている可能性があり、獣皮が除去されたあとに処理が行われる。乳酸溶液(2~5 %)は最大55℃の温度下で枝肉に散布又は噴霧される。当該処理は枝肉の側面ごとに6~7秒間行われる。
 食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル(CEPパネル)は、以下のとおり結論した:(1)乳酸が食品添加物に関する欧州連合の規格に準拠している場合、当該処理は安全上の問題はない;(2)入手可能なエビデンスに基づけば、カンガルー、イノシシ、山羊及びめん羊枝肉への乳酸の散布又は噴霧の有効性について結論付けることはできなかった;(3)乳酸による上述動物の枝肉の処理は、同物質に対する感受性の低下を誘導する可能性があるが、これを最小限に抑えることはできる;現在のところ、食品由来病原体が乳酸に晒されることで、抗菌剤による治療を困難にする水準の耐性の出現が引き起こされるというエビデンスはない;(4)食肉処理場から排出される排水は、地域の規則に従い、必要に応じて乳酸によるpHの低下に対応するために施設内で処理が行われると仮定すると、乳酸の排出は環境上の懸念とはならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2022.7265
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