食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05830620105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、スプラウトに用いられる種子に関するガイダンス最終版を公表
資料日付 2022年5月13日
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分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は5月13日、スプラウトに用いられる種子に関するガイダンス最終版を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、「スプラウト用種子の生産における食品安全上の微生物ハザードの低減:業界向けガイダンス」と題するガイダンス最終版を公表した。当該ガイダンスは、生及び軽く加熱調理されたスプラウトの喫食に関連した集団食中毒に関するFDAの深刻な懸念を概説し、スプラウト用種子の生産チェーン全体で品質不良(adulteration)を防ぐための推奨手順を事業者に提供する。
 1996年から2020年の間に、汚染したスプラウトに関連した集団食中毒が52件報告され、患者は2
,700人を超える。汚染はスプラウトのサプライチェーン上のどの部分でも発生する可能性があるが、種子は過去において、また現在も引き続き、これらの集団感染の多くで可能性のある汚染源として特定されている。農産物安全規則(PSR: Produce Safety Rule)には、スプラウト生産者に対するスプラウト固有の要件が含まれている。ただし、スプラウト用種子はPSRの対象となる生産物とは見なされないため、スプラウト用種子の生産、調整、及び流通はPSR要件の対象ではない。スプラウトに使用される種子はPSRの対象外であるが、FDAはスプラウトに使用される種子を食品と見なしている。
 当該最終ガイダンスでは、スプラウト種子のサプライチェーンの全ての人が、種子の供給元の事業者が従う食品安全の慣行、プロセス、及び手順、その後の種子の行き先、そしてそれらの種子がヒト喫食用のスプラウトを生産するために合理的に使用される可能性が高いかどうかについての情報を可能な限り入手することを推奨している。当該最終ガイダンスは、スプラウト用種子を生産するための適切な慣行及び条件は、他の目的に使用される種子を生産するための慣行及び条件と比較して、より高いレベルの食品安全予防措置を必要とする可能性が高いことを認めている。
 2019年6月に公表されたガイダンス草案と同じく、当該最終ガイダンスでは、農業生産工程管理(GAP)を用いて、またはコーデックス委員会の生鮮果物及び野菜のための衛生実施規範等の国際規格に準拠して、スプラウト用の種子を生産することを推奨している。さらに、当該ガイダンスは、検査をGAPあるいはコーデックス規格の代わりに用いるべきではないことを明言している。
 当該ガイダンス(2022年5月、9ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/media/127972/download
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-issues-final-guidance-seeds-used-sprouting
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