食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05830560294 |
タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/4/8~2022/5/13)を公表(豚インフルエンザウイルス) |
資料日付 | 2022年5月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は5月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/4/8~2022/5/13)を公表した(6ページ)。豚インフルエンザウイルスに関する概要は以下のとおり。 ・感染状況 インフルエンザA(H1)変異型ウイルス(A(H1)v) 2022年5月11日、ドイツは豚由来のインフルエンザA(H1N1)ウイルス感染による検査確定ヒト症例1例の検出についてWHOへ通知した。患者はノルトライン=ヴェストファーレン州の34歳で、2022年3月21日に発熱、咳嗽、咽頭痛、鼻漏、頭痛及び筋痛等の症状を発症した。所定の定点観測サーベイランスで、3月24日及び3月29日に鼻腔スワブ検体が採取され、検体からA型インフルエンザウイルスが検出された。ドイツのロベルト・コッホ研究所のナショナルインフルエンザセンター(NIC)で当該検体の検査が行われた。5月5日、当該検体は全ゲノムシークエンス解析により全塩基配列が決定された。解析結果により、Eurasian avian-like(EA) A(H1N1)v豚インフルエンザウイルスであることが分かった。報告時点で、更なる抗原の特性評価が行われている。患者は入院せずその後回復した。患者は直接豚と接触していなかったが、養豚場が多くある地域に居住しており、養豚農家との接触があった。症例の濃厚接触者の任意の血清検査を含む更なる疫学調査が実施中である。 ・リスク評価 (1)豚インフルエンザウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性 豚インフルエンザウイルスは世界中の多くの地域の豚の間で流行している。地理的な位置により、これらのウイルスの遺伝的特性は異なる。ほとんどのヒト症例は感染した動物あるいは汚染された環境との接触を通じて豚インフルエンザウイルスにばく露されたことによる散発的な症例である。ヒトの感染はほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。これらのウイルスは豚集団で検出され続けているため、更なるヒト症例が予想される。 (2)豚インフルエンザウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性 現在のエビデンスでは、これらのウイルスはヒトの間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているため、その可能性は低い。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-13-may-2022 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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