食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05830100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのポリグリセリン脂肪酸エステル類(E475)の再評価のフォローアップに関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年5月16日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月16日、食品添加物としてのポリグリセリン脂肪酸エステル類(polyglycerol esters of fatty acids)(E475)の再評価のフォローアップに関する科学的意見書(2022年4月1日採択、21ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7308)を公表した。概要は以下のとおり。
 ポリグリセリン脂肪酸エステル類(PEFA
, E475)は2017年、EFSAの旧「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)により再評価された。この再評価のフォローアップとして、本科学的意見書において、EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)はE475のEU(欧州連合)規格の改正を裏付けるため、特定されたデータギャップに対応する。
 FAFパネルは、E475中に存在する可能性がある好ましくない不純物及び構成成分のリスク評価を実施した。FAFパネルは、商業的な食品添加物E475中の実際のレベルに基づき、EU規格中の四つの有害元素(ヒ素、鉛、水銀及びカドミウム)に対する最大基準値(maximum limit)を引き下げるべきであると結論付けた。
 FAFパネルはまた、エルシン酸(erucic acid)、3-モノクロロプロパンジオール(3‐monochloropropanediol)及びグリシジルエステル類(glycidyl esters)の最大基準値をE475のEU規格中に含めるべきであると結論付けた。その代案として、FAFパネルは、E475の製造において使用される脂肪類及び油類はヒトの消費用の適合性に関するEUの各々の法律を遵守すべきであるとの要件を含めるためE475の規格を改正するよう勧告する。
 さらにFAFパネルは、E475中のトランス脂肪酸の含有量に関する規格の基準値は、欧州委員会規則(EU)2019/649において設定されているため(最終消費者向けの食品中に2 gトランス脂肪酸/100 g脂肪(fat))、設定する必要はないと結論付けた。
 最後にFAFパネルは、E475の製造に使用するポリグリセリンはE422の規格(欧州委員会規則(EU)No 231/2012)を満たすグリセリンから生産されなければならないことを示すE475の規格の改正を勧告する。この場合、E475に関するエピクロロヒドリン(epichlorohydrin)、アクロレイン(acrolein)及びブタントリオール(butanetriol)各々の規格の基準値は必要ない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7308
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