食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05830090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのポリリシノール酸ポリグリセロール(E476)の再評価のフォローアップに関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年5月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月4日、食品添加物としてのポリリシノール酸ポリグリセロール(polyglycerol polyricinoleate)(E476)の再評価のフォローアップに関する科学的意見書(2022年3月30日採択、30ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7294)を公表した。概要は以下のとおり。
 ポリリシノール酸ポリグリセロール(PGPR、E476)は2017年、EFSAの旧「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)により再評価された。この評価のフォローアップとして、EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は本意見書において、E476のEU(欧州連合)の規格書の改正を裏付けるために、特定されたデータギャップに対応する。さらに、本意見書では、E476に関する食用氷(edible ices)中の用途拡張案の評価、及び乳化ソース中の最大許容量の改正を取り扱う。
 FAFパネルは、用途拡張案が認可された場合安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
 さらに、同パネルは、E476中に存在する可能性がある望ましくない不純物のリスク評価を実施した。
 同パネルは、四つの有害物質(ヒ素、鉛、水銀、カドミウム)に対するEU規格における最大基準値は、商業用の食品添加物E476中の実際のレベルに基づき引き下げるべきであると結論付けた。同パネルはまた、グリシジルエステル類(glycidyl esters)及び3-モノクロロプロパンジオール(3‐monochloropropanediol)に対する最大基準値をE476のEU規格に含めるべきであると結論付けた。その代案として、FAFパネルは、E476の製造において使用される脂肪類及び油類はヒトの消費用の適合性に関するEUの各々の法律を遵守すべきであるとの要件を含めるためE476の規格を改正するよう勧告する。
 さらに同パネルは、E476の製造に使用されるポリグリセロールは、E 422(訳注:グリセロール)の規格(欧州委員会規則(EU) No 231/2012)(※訳注)を満たすグリセロールから生産しなければならないことを示すE476の規格の改正を勧告する。この場合、エピクロロヒドリン(epichlorohydrin)、アクロレイン(acrolein)及びブタントリオール(butanetriol)の各々の規格の基準値はE476に対して必要ではない。
 同パネルは最後に、リシノレイン酸(ricinoleic acid)の定量に基づく手法は食品中のE476の含有量の定量に適していると結論付けた。
(※訳注) 欧州委員会規則(EU) No 231/2012は以下のURLから参照可能
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:02012R0231-20210803&qid=1652069511554&from=en
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7294
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