食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05820410294
タイトル 世界保健機関(WHO)、英国における病因不明の急性肝炎について公表(4月15日付)
資料日付 2022年4月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は4月15日、英国における病因不明の急性肝炎について公表した。概要は以下のとおり。
・状況概要
 2022年4月5日、WHOは、スコットランド中部で10歳未満の小児における病因不明の重症急性肝炎の10症例について通知を受けた。4月8日までに、英国で74例が確認された。肝炎ウイルス(A型、B型、C型、E型、及び(該当する場合)D型)は、臨床検査後に除外された一方で、これらの症例の病因を判断するために更なる調査が進行中である。過去1か月間に報告された症例の増加と症例探索活動の強化を考慮すると、今後数日で更なる症例が報告される可能性がある。
・症例説明
 2022年4月5日、英国の担当部局(International Health Regulations(IHR) National Focal Point(NFP) for the United Kingdom)は、スコットランド中部の、生来健康な小児(年齢範囲:11か月から5歳)における病因不明の重症急性肝炎の10症例をWHOに通知した。これら10例のうち9例は2022年3月に発症し、1例は2022年1月に発症した。症状には、黄疸、下痢、嘔吐、及び腹痛等があった。10例全てが入院時に確認された。
 2022年4月8日の時点で、英国全体での更なる調査により、症例定義を満たす合計74例(上記10例を含む)が特定された。特定された症例の臨床症候は、主に10歳までの小児において、肝酵素が著しく上昇し、しばしば黄疸を呈し、時には胃腸症状が先行する急性肝炎である。一部の症例では、小児肝臓専門ユニットへの移送が必要であり、6人の小児が肝移植を受けている。 4月11日の時点で、これらの症例の中で死亡者の報告はなく、疫学的に関連した1例が確認されている。
 臨床検査により、これらの症例ではA型、B型、C型、及びE型肝炎ウイルス(及び該当する場合D型)が除外されているが、SARS-CoV-2及び/又はアデノウイルスが何人かの症例で検出されている。英国は最近、SARS-CoV-2と共循環しているアデノウイルス活性の増加を観察したが、発症機序(病気が発症するメカニズム)におけるこれらのウイルスの役割はまだ明らかになっていない。最近の国外旅行を含め、これまでに他の疫学的リスク因子は特定されていない。全体として、現在の当該肝炎症例の病因はまだ不明であると考えられており、積極的調査が継続中である。特定された症例について、他の感染症、化学物質及び毒性物質の臨床検査が進行中である。
 英国からの通知に続き、アイルランドでは5例未満の症例(確定又は推定例)が報告されており、これらについて更なる調査が進行中である。加えて、スペインの小児(年齢範囲22か月から13歳)で、病因不明の急性肝炎の確定症例3例が報告されている。各国当局は現在、これらの症例を調査している。
・公衆衛生上の対応
 これらの症例の病因の調査と症例発見を連携させるために、英国全体で臨床的及び公衆衛生上の対応活動が実施されている。
 国家当局による更なる調査が進行中であり、より詳細な、ばく露履歴、毒物学試験、及び追加のウイルス学的/微生物学的試験が含まれる。疑い症例の徹底的な調査を支援するために、専門家に向けたガイダンスが発行されている。
 報告された症例に対する更なる調査と臨床及び公衆衛生の対応は、アイルランド及びスペインでも行われている。
・WHOのリスク評価
 英国は、幼児の病因不明の重症急性肝炎の症例における、最近の予想外に顕著な増加を報告した。これらの症例の病因におけるアデノウイルス及び/又はSARS-CoV-2の潜在的な役割は一つの仮説であるが、当該リスクを適切に評価及び管理するには、他の感染性及び非感染性の要因を完全に調査する必要がある。
 英国では、過去1か月間、より広範な症例探索に伴って症例が増加傾向にあるため、病因(生物学的、化学的、あるいはその他の作用因子のいずれか)が確認され、対応する適切な管理及び予防措置が講じられる前に、より多くの症例が検出される可能性が非常に高い。
 WHOは、他の加盟国、英国、及び関連機関と共に、同様のプロファイルを有する症例について状況を注意深く監視している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/acute-hepatitis-of-unknown-aetiology---the-united-kingdom-of-great-britain-and-northern-ireland

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