食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05820350105 |
| タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、「2019年全米薬剤耐性監視システム(NARMS)総合概要」を公表 |
| 資料日付 | 2022年4月19日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は4月19日、「2019年全米薬剤耐性監視システム(NARMS)総合概要」を公表した。概要は以下のとおり。 FDAは、NARMSの共同実施機関である米国疾病管理予防センター(CDC)及び米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)と共同で、「2019年NARMS総合概要」を公表した。NARMSは、ヒト及び獣医療で使用される抗菌性製剤に対する耐性について、ヒト及び動物の検体中に含まれる特定の病原体を監視する全国的な公衆衛生システムである。当該総合概要は、ヒト(CDC担当)、市販生肉(FDA担当)及び食肉処理時の動物(USDA担当)から分離された細菌における薬剤耐性データを組み合わせて、最も重要な抗菌性物質に対する耐性の傾向を調査するものである。 1. 現在どのようなデータが入手可能か? NARMS総合概要は、全ゲノムシークエンス解析(WGS)及び抗菌性物質感受性試験の両方が完了したときに公開される。このプロセスは時間とリソースを大量に費やす可能性があるため、NARMSは、「NARMS Now:統合データツール」を介して最新のデータをオンラインで利用できるようにしている。現在、「NARMS Now:統合データツール」は、1996年から2019年の間に収集されたNARMSが対象とする細菌の抗菌性物質感受性試験とWGSの両方に由来する耐性データ、及び2020年から2022年までのNARMSが対象とする細菌のWGSから得られた遺伝子型に基づく耐性データへの対話型アクセスを提供する。 2. 2019年のデータに見られる傾向は? (1)耐性の状況が安定している: 2019年に収集されたNARMSデータによると、ヒトから収集されたサルモネラ属菌分離株の大部分(78 %)は、NARMSで試験された抗菌性物質のいずれにも耐性はなかった。ヒトでは、耐性の全体的なレベルは2018年から比較的変化がなく、2006年から2017年までの他のデータと一致しており、試験されたサルモネラ属菌の76~85 %が全ての抗菌性物質に感受性であった。 (2)NARMSデータにより、耐性に変化があることが示唆されている: ・NARMS検体では、サルモネラ属菌の耐性の全体的なレベルは安定しているが、耐性パターンは特定の血清型内で変化している。2014年に出現した多剤耐性血清型であるSalmonella Infantisは、サルモネラ属菌の薬剤耐性株の全体の大部分を占めていた。S. Infantisは、セフトリアキソンを含む極めて重要な抗菌性物質に耐性があり、またシプロフロキサシンに対する感受性の低下を示している。 ・多剤耐性サルモネラ属菌血清型I4 ,[5] ,12:i:-は、2010年以降、増加傾向が続いている。この血清型は、いくつかのサルモネラ感染症の治療に日常的に使用される抗菌性物質であるセフトリアキソン及びシプロフロキサシンに耐性である場合があるため、綿密に監視されている。 ・カンピロバクターにおけるフルオロキノロン耐性は増加し続けており、この傾向が何によって推進されているのかは明らかではない。 (3)耐性が、引き続きまれである: ・ヒトから分離されたサルモネラ属菌のわずか1 %がアジスロマイシンに対する感受性の低下を示し、血清型Newportが分離株の大部分(53 %)を占めていた。 ・2019年には、動物、動物製品、又は小売肉から分離されたサルモネラ属菌又は大腸菌はいずれも、既知のコリスチン耐性遺伝子を有していなかった。 3. どのようにNARMSデータが利用されたか ・NARMSデータの知見は、薬剤耐性を封じ込めるための世界的な取り組みの重要性を強調している。 ・薬剤耐性に関する情報は、耐性低減に向けた手順の研究を含む適切な対応のために全てのステークホルダーがアクセスできるようにオンラインで共有されている。2021年には、多剤耐性サルモネラ属菌血清型I4 ,[5] ,12:i:-の拡大についてステークホルダーに通知するために、暫定データ更新を公表した。 詳細情報は、以下のURLから入手可能。 ・同総合概要のページ https://www.fda.gov/animal-veterinary/national-antimicrobial-resistance-monitoring-system/2019-narms-update-integrated-report-summary ・NARMS Now:統合データのページ https://www.fda.gov/animal-veterinary/national-antimicrobial-resistance-monitoring-system/narms-now-integrated-data |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
| 情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
| URL | https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-releases-narms-integrated-summary-2019 |
利用上の注意事項
本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。1 情報の収集・要約・翻訳について
(1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。(2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
(3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
(4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
(5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。
2 掲載情報と食品安全委員会の立場について
(1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。(2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
(3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
(4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。
3 利用者の責務
(1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。(2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
(3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。
