食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05820330301
タイトル 論文紹介:「欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)及び英国において2022年2月から4月にかけて発生したチョコレート製品に関連した多剤耐性の単相性Salmonella Typhimuriumによる国際的な集団感染の調査」
資料日付 2022年4月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2022, 27(15):pii=2200314)に掲載された速報(Rapid Communication)「欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)及び英国において2022年2月から4月にかけて発生したチョコレート製品に関連した多剤耐性の単相性Salmonella Typhimuriumによる国際的な集団感染の調査(Investigation of an international outbreak of multidrug-resistant monophasic Salmonella Typhimurium associated with chocolate products, EU/EEA and United Kingdom, February to April 2022)、著者L Larkin(Gastrointestinal Infections and Food Safety (One Health Unit), UK Health Security Agency, 英国)ら」の概要は以下のとおり。
 大手多国籍企業により製造されたチョコレート製品に関連した、多剤耐性の単相性Salmonella Typhimuriumによる大規模な国際的集団感染は、10か国で150症例が報告されており、感染者の多くは幼児である。複数の製品種目の広範な撤去及び回収が実施された。復活祭が近く、製品は広域に流通しており、また影響を受ける集団の脆弱さのため、この深刻な食中毒事例の効果的な管理において、迅速かつ効果的にリアルタイムで微生物学的及び疫学的情報を共有することは極めて重要であった。
(以下、結論から抜粋)
 複数の製品(一部は様々な名称で販売)が関連する当該集団感染は、様々な国の年少の子供が関わる大規模で国際的なものであり、当該集団感染はこの点においてユニークで、また特に緊急で協調した対応を要するものであった。さらに、特に子供の間でのチョコレートの消費量が顕著に増加する復活祭を前にしたチョコレート製品の汚染の発生は、緊急性をより一層高めることとなった。
 当該集団感染検出の早期の届出及び英国の調査の予備的結果、そしてECDCによる調整及び支援のもと、それに続く情報共有における複数国間の迅速な協力は、当該集団感染調査を迅速に進めるために必要不可欠であった。記述的疫学情報は、特に国際レベルで統合した場合、当該集団感染の感染経路を示唆する強力なエビデンスを提供し、公衆衛生及び食品安全当局が迅速かつ必要な管理を行うのに十分なものであった。その後の関連加工施設での集団感染株の検出に関する情報は、当該企業の製品と欧州全域にわたる集団感染との関連性を、さらに微生物学的に確認するものとなった。当該事例は、集団感染調査で発生したヒト感染症例に由来するものだけでなく、食品、動物、環境の検体採取から得られたものも含め、微生物学的塩基配列情報の迅速な共有の有用性を示し、必要性を強調するものであった。
 被害を受けたすべての国で実施された管理措置は、恐らく欧州の商業史上最大規模のチョコレート製品の撤去及び回収事例の一つとなる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2022, 27(15):pii=2200314)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2022.27.15.2200314
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