食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05810580294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/3/2~2022/4/7)を公表(鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルス)
資料日付 2022年4月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は4月14日、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/3/2~2022/4/7)を公表した(4ページ)。鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス
 直近数か月に、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出について、中国又はその他の国の動物衛生当局から公式に入手可能な報告はなかった。
 全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス
 2022年3月1日の前回のリスク評価以降、インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例が中国から1例、カンボジアから1例報告された。
 2022年3月10日、中国は安徽省の2歳女児の症例を報告した。発症日は2022年1月29日、症状は軽度で、入院を要せず回復した。発症前に生きた家きん市場へのばく露歴があった。ばく露が生じたと疑われた生きた家きん市場から回収された環境検体はインフルエンザA(H9)ウイルスに陽性と判定された。
 2022年3月11日、カンボジアはシェムリアップ(Siem Reap)州の1歳女児の症例を報告した。発症日は2022年2月27日で、患者は3月3日に入院し、翌日に退院した。症例の裏庭及び村内では鶏が飼育されていた。家庭で飼育していた鶏の検体はインフルエンザA(H9N2)に陽性と判定された。家族及び濃厚接触者から回収された検体は、インフルエンザには陰性で、SARS-CoV-2は陽性と判定された。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスはアジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増加している。
 リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたインフルエンザA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-7-april-2021
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