食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05810480104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、Dole社が製造した包装済みサラダに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2022年4月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は4月4日、Dole社が製造した包装済みサラダに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 当該集団感染は終息した。汚染した食品の喫食により病気にならないよう、食品のリコールや集団感染の最新情報を常に把握しておくこと。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染について調査を行った。
3. CDCは2019年及び2020年に当該集団感染を調査したが、その時には発生源を特定するのに十分なデータを収集できなかった。CDCは、2021年8月末以降新たに4人の患者が報告された2021年11月に、調査を再開した。
4. 直近の調査の間に、疫学、検査及び遡及調査のデータにより、Dole社が製造した包装済みサラダが病因となったことが示された。2022年4月4日時点で、本集団感染症は終息している。
5. リステリア・モノサイトゲネスの当該集団感染株に感染した計18人が13州(オハイオ州、アイオワ州、ミネソタ州、テキサス州他)から報告された。発症日は2014年8月16日から2022年1月15日までであった。患者の年齢は50歳から94歳で、年齢中央値は76歳、83 %が女性であった。情報の得られた16人全員が入院した。死亡者3人がミシガン州、オハイオ州、及びウィスコンシン州から1人ずつ報告された。
6. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者(又はその家族)が発症前の1か月間に喫食した食品について聞き取り調査を行った。聞き取り調査を受けた10人のうち9人(90 %)が、包装済みサラダを喫食したと報告した。特定のブランドを覚えていた3人のうち、2人はDole と報告し、1人はLittle Salad Barと報告した。
7. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆している。
8. 2021年10月、直近のCDCの調査が始まる前、ジョージア州農業局は、食料品店での所定の食品検体採取プログラムの一環で、Doleブランドのガーデンサラダにリステリア菌を確認した。後にWGSにより、ガーデンサラダ中のリステリア菌が集団感染株であることが示された。当該ガーデンサラダは、ノースカロライナ州Bessemer CityにあるDole社の施設で製造された。
9. CDCが当該集団感染調査を再開した後、ミシガン州農業農村開発局は、検査のために小売店から包装済みサラダの検体を収集し、Marketsideブランドの刻みアイスバーグレタス(玉レタス)の包装でリステリア菌集団感染株を確認した。当該刻みアイスバーグレタスは、アリゾナ州ユマにあるDole社の施設で製造された。
10. Dole社は、根本原因分析を実施し、検査のために自社の施設及び機器類から検体を収集し、アイスバーグレタス(玉レタス)を収穫するために使用された機器でリステリア菌を検出した。FDAはWGSを実施し、その機器で確認されたリステリア菌が当該集団感染株であることを確認した。Dole社の継続的な調査により、ユマの自社施設にあった機器の一部、及び最初のリコール対象で取り置きしていた包装済みサラダに集団感染株を確認した。
11. 2021年12月22日、Dole社は、汚染された包装済みサラダを製造したノースカロライナ州Bessemer Cityの施設及びアリゾナ州ユマの施設で加工された全てのDoleブランド及びプライベートブランドの包装済みサラダをリコールした。2022年1月7日、Dole社は汚染された収穫機器を用いて収穫されたアイスバーグレタスが入った別の製品もリコールした。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/packaged-salad-mix-12-21/index.html
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