食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05810390365
タイトル 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局、2022年農薬登録新有効成分メフェントリフルコナゾールに関する評価意見及び登録審査概要報告を公開
資料日付 2022年3月22日
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分類2 -
概要(記事)  台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局は3月22日、2022年農薬登録新有効成分メフェントリフルコナゾールに関する評価意見及び登録審査概要報告を公開した。概要は以下のとおり。
 きゅうりのうどんこ病殺菌剤「メフェントリフルコナゾール」(mefentrifluconazole)について、各種資料を用いて食品健康影響評価を実施した。
 評価に用いた試験結果は、急性毒性(ラット、ウサギ及びモルモット)、亜慢性毒性(ラット、マウス)、慢性毒性:長期給餌毒性、発がん性、生殖毒性、生殖発生毒性(イヌ、ラット、マウス及びウサギ)、催奇形性試験、代謝試験(動物体内運命、植物体内運命)、環境運命予測、非標的生物毒性試験等の結果である。
 各種毒性試験結果から、メフェントリフルコナゾール投与による影響としては、主に、長期給餌毒性(ラットにおいて:体重減少、血小板総数減少、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)の延長、アルカリホスファターゼ(ALP)値上昇、アルブミン値下降、総コレステロール値上昇、肝重量増加及び肝細胞腫大、マウスにおいて:肝重量増加及び肝臓脂肪病変、雌雄イヌにおいて:体重減少、リンパ数の絶対数減少、ALP値上昇、アルブミン値下降、肝重量増加、肝細胞腫大、及び水生生物において:毒性(淡水魚及びミジンコに対して:高毒性)が認められた。
 各種試験結果から、農産物中のばく露評価対象物質をメフェントリフルコナゾール並びにその代謝物と設定した。
1. 許容一日摂取量(ADI)
 各試験で得られた無毒性量(NOAEL)のうち最小値は、マウスを用いた18か月間発がん性長期給餌毒性試験の3.5 mg/kg/日で、評価指標は肝臓の相対重量増加及び肝細胞の脂肪化であった。不確実係数100で除し、0.035 mg/kg/日と設定した。これは、欧州委員会(EC)、米国及び日本のADIと同値である。
(1)EC:0.035 mg/kg/日(2019年3月20日)
(2)オーストラリア:0.05 mg/kg/日(2017年11月27日)
(3)米国:0.035 mg/kg/日(2019年6月28日)
(4)日本:0.035 mg/kg/日(2020年1月14日)
2. 急性参照用量(ARfD)
 ARfD設定の原則によれば、メフェントリフルコナゾールの経口急性毒性LD50は2
,000 mg/kg以上 (評価指標:低毒性)であり、この量下でのラットの死亡は無く、その他、短期試験下における明らかなリスクはなかったことから、ARfDは設定必要なしとした。オーストラリア(2017年)及び日本食品安全委員会(2020年)と同様である。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局
情報源(報道) 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局
URL https://pesticide.baphiq.gov.tw/information/file/opendata/%E6%BB%85%E8%8A%AC%E5%BA%A7.pdf
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