食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05800380149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、モデルとして非加熱喫食用(RTE)サラダ中のクリプトスポリジウムを用いた、食品由来寄生原虫のリスク評価能力向上のための分子検出法の標準化(IMPACT)に関する外部機関による科学的報告書を公表
資料日付 2022年3月14日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月14日、モデルとして非加熱喫食用(RTE)サラダ中のクリプトスポリジウムを用いた、食品由来寄生原虫のリスク評価能力向上のための分子検出法の標準化(IMPACT)に関する外部機関による科学的報告書(151ページ、2022年2月10日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 クリプトスポリジウム(Cryptosporidium spp.)、ジアルジア(Giardia duodenalis)及びトキソプラズマ(Toxoplasma gondii)などの原虫は、ヒト及び動物の疾病の原因となる重要な寄生虫である。これら三種類の寄生虫は、2010年に欧州において、約4
,700万件の疾病(人口10万人当たり185件発生)の原因になったと推定されている。集団感染の発生が徐々に認識され、これらは特に生鮮食品及び葉物野菜などの食品の喫食が原因となっている。現在まで、リスク評価及び管理点や介入の検証において更なるエビデンスを提供し得る、食品及び飼料の検査のための容易に適用可能な標準化された方法がない。
 IMPACTプロジェクトの目的は、クリプトスポリジウム及びRTEサラダ用葉物野菜をモデル例として使用し、食品由来原虫のリスク評価に関して欧州レベルで能力を向上させることであった。
 生鮮食品におけるクリプトスポリジウム検出に関する手順のレビューにより、検出方法の検証及び妥当性確認のための人為的な汚染試験の実施に関するガイダンスが作成され、検出の向上に役立つリアルタイムPCR法が選定された。これらは、文献調査、オーシストの生産者及び供給者の市場調査、アンケート、電子会議及び専門家のワークショップにより達成された。リアルタイムPCRによる葉物野菜中のオーシストのクリプトスポリジウム分子検出のための標準作業手順(SOP: Standard Operation Procedure)が作成され、二つの研究機関で評価され、最適化のために別の四つの受け入れ研究機関に提供された。SOPの実施を促すためチュートリアル動画が編集された。共同試験(ring trial)によるSOPの妥当性確認には、コンソーシアムから五つの連携機関、さらに七つの欧州の研究機関が参加した。
 今後のリスク評価におけるデータ収集のための調和のとれたアプローチを促進するため、当該プロジェクトの知見及び最終的なSOPは、主に欧州のナショナルリファレンスラボラトリーのネットワークやEFSAの担当窓口(focal points)、COST Action Euro-FBP(食品由来寄生虫に関する欧州ネットワーク)で過去に構築された広範なネットワーク、OHEJP(One Health European Joint Programme)プロジェクトネットワークを使用して宣伝された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2022.EN-7195
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