食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05800170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、デルタメトリンに対する補強データの評価、及びトマトとオクラ中の現行の最大残留基準値の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2022年3月14日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月14日、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条を受けたデルタメトリン(deltamethrin)に対する補強データの評価、及びトマトとオクラ中の現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2021年12月20日承認、160ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7107)を公表した。概要は以下のとおり。
 Bayer社はオーストリアの管理当局に対して、規則(EC) No 396/2005第12条に基づくMRLのレビューの枠組みにおいてデルタメトリンに関して利用できないと特定された補強データを評価するよう二つの申請書を提出した。同社はまた、同規則第6条に従ったトマト中のデルタメトリンに対するMRLの改正の提案も含めた。オクラ中の当該有効成分に対する現行のMRLを改正するよう求める第三の申請がベルギー連邦の健康、フードチェーンの安全性及び環境局(the FPS Health、Food chain safety and Environment)から提出された。EFSAは今回の評価でこれら三つの申請をまとめた。
 モニタリングの分析法に基づくデータギャップは対処された。貯蔵安定性試験、馬鈴薯における加工試験、家畜中のデルタメトリンの異性体の代謝試験及び家畜の給与試験は、要求された試験データの提出により対処されなかった。モニタリング及びリスク評価のための残留物の定義を同時に分析する残留物試験に関するデータギャップは、大部分の関連作物に関して対処されず、多くの場合リスク管理者の決定を要する。
 提出された新たな情報は、特定の現行MRLの改正を必要とする。バリデーションが取れた0.01 mg/kgの定量限界(LOQ)で植物及び動物マトリックス中のデルタメトリンの残留物を管理するための適切な分析法が利用可能である。補強データの評価を受けた精緻化したリスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程管理に基づくデルタメトリンの使用案に由来する残留物の短期的及び長期的摂取が、消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。本リスク評価は目安と見なされるべきであり、非標準的な不確実性により影響を受ける。
 EFSAによるMRL案は以下のとおり(抜粋)。
品名      現行MRL mg/kg      MRL改正案 mg/kg
かんきつ類     0.04           0.02又は0.01(※訳注)
ナッツ類      0.02           0.02
りんご       0.2            0.2又は0.1又は0.09又は0.01(※訳注)
(※訳注)複数のMRL改正案の根拠は当該理由を付した意見書P.6の表を参照。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7107
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