食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05800060505
タイトル スイス連邦食品安全獣医局(BLV)、食品添加物二酸化チタン(E171)の使用禁止を公表
資料日付 2022年3月9日
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分類2 -
概要(記事)  スイス連邦食品安全獣医局(BLV)は3月9日、食品添加物二酸化チタン(E171)の使用禁止を公表した。概要は以下のとおり。
 BLVは食品添加物としての二酸化チタン(E171)の使用を禁止する。当該措置は2022年3月15日に発効し、6か月間の移行期間を伴う。つまり、食品は旧法律に従い、2022年9月15日まで製造・販売することができる。
 食品添加物としての二酸化チタン(E171)は、2022年1月に欧州連合(EU)によって禁止された。BLVは出来るだけ早急にEUの法律をスイスの国内法に置き換えると通知していた。当該決定は欧州食品安全機関(EFSA)による二酸化チタンの安全性の再評価に基づくものである。
 消費者向けのQ&Aは以下のとおり。
Q:二酸化チタンが食品添加物(E171)として使用された場合の健康リスクは?(回答省略)
Q:消費者は健康への影響を心配するべきか?
A:EFSAの評価によれば、二酸化チタンの一般毒性と臓器毒性に関する研究は、有害影響を明らかにしていない。食品として摂取される二酸化チタンのナノ粒子の発がん性の可能性については、適切な研究は存在しない。しかし、入手可能なデータを評価した結果、二酸化チタンの遺伝形質(※訳注)への有害影響に関する疑いを取り除くことはできなかった。
Q:消費者はE 171を含む食品を廃棄すべきか、それとも店に返品すべきか?
A:いいえ、健康への重大なリスクはない。当該食品は摂取することができる。E171を含む食品を摂取したくない消費者は、それを避けることができる。実際、二酸化チタンの使用は表示が義務付けられており、食品の原料リストに記載されている。
Q:BLVはどのような措置を講じるのか?
A:BLVは予防原則に則り、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の使用を禁止し、食品で認可される添加物に関する条例を適用させる予定である。
Q:これは予防措置であるのか?(回答省略)
Q:なぜ二酸化チタンは認可されていたのか?
A:二酸化チタンは1979年から認可されていた。二酸化チタンは、最新の科学的知見の進展と要件に従って定期的に評価されてきた。リスク評価と根拠は常に進化しているため、これは一般的な過程である。
Q:二酸化チタンはどのような食品に含まれているのか?(回答省略)
(※訳注)フランス語の原文が「遺伝形質(patrimoine genetique)」であるため、原文のまま訳出したが、当該記事のイタリア語版ではgenotossico(=genotoxic:遺伝毒性)、EFSAの評価ではgenotoxicity(遺伝毒性)が使用されている。
 当該プレスリリースは以下のURLから閲覧可能。
https://www.blv.admin.ch/blv/fr/home/dokumentation/nsb-news-list.msg-id-87453.html
地域 欧州
国・地方 スイス
情報源(公的機関) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
情報源(報道) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
URL https://www.blv.admin.ch/blv/fr/home/lebensmittel-und-ernaehrung/lebensmittelsicherheit/stoffe-im-fokus/inhalts-und-zusatzstoffe/titandioxid.html
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