食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05790370161
タイトル 英国毒性委員会(COT)、食品中にビスフェノールA(BPA)が存在することによる公衆衛生リスクの評価見直しに関するペーパーを公表した(概要、手法、及び証拠の重み付け(weight-of-evidence:WoE))
資料日付 2022年2月21日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  英国毒性委員会(COT)は2月21日、食品中にビスフェノールA(BPA)が存在することによる公衆衛生リスクの評価見直しに関するペーパーを公表した(概要、手法、及び証拠の重み付け(weight-of-evidence:WoE))。概要は以下のとおり。
 当該資料は、2022年2月の臨時会議(COT Meeting)用のディスカッションペーパーであり、COTの意見を反映したものではないことから引用禁止である。
 「概要及びディスカッション」から抜粋。
 EFSAのCEPパネルは、BPAに関する広範なデータのレビューを行った。これは、データに対して非常に構造化されたアプローチを用いて行われた。適切なばく露データがない場合、健康アウトカムカテゴリー(Health Outcome Category:HOC)及びクラスターに分類したエンドポイントを基にハザード評価を行い、WoE分析を実施した。「可能性が高い」又は「非常に高い」と判断されたエンドポイントについてはその後、BMD(Benchmark Dose)分析が実施された。
 このデータに対するアプローチは、SETE部会(Synthesising Epidemiological and Toxicological Evidence subgroup)のものとは異なっており、SETE部会では、研究の質のランク付けにおいて、いかなる規範的、一般的チェックリスト又は数値採点アプローチは制限的で柔軟性が乏しい可能性が高いため使用を勧告していない。その代わりに、SETEが作成した文書は、すべての情報を評価し、証拠の重み付けアプローチにおいて透明性をもって適切な判断を適用するために、専門家及び委員会に向けた指針の提供を目的としている。特に疫学データについては、採点方法は再現が困難であり、リスク評価の最終ユーザーにとって透明性がなく、個々の研究の有用性を反映しない。EFSAは、そのWoEアプローチ/チェックリストの一つの質問項目によりバイアスのリスクが高いと一度判断された場合、その研究を評価から除外している。SETEは、「低いスコア」の研究であっても、特定の形態のバイアスを評価する背景においては、貴重なエビデンスを提供する可能性があることを強調した。したがって、エビデンスの統合には、単に個々の研究の質を評価し、その評価に従って研究に重み付けをするよりも、より広範なアプローチが必要である。代わりに、因果関係を判断するための古典的な考慮事項を用いるべきである。したがって、エビデンスの統合は、個々の研究を切り離して考えるのではなく、利用可能なエビデンスの全体像を考慮する必要がある。
 EFSAの評価と同様に、SETEは、これらの検討における主な観点は、データが動物への影響に関する強固なエビデンスを示すものかどうか、及び同じ影響がヒト/疫学研究で報告されているかどうかであると考える。動物試験及びヒト試験の両方で同じ影響が報告されている場合、その影響レベルをどのように比較するかについて検討する必要がある。
 しかし、チェックリスト及び採点システムに従うよりむしろ、主要な検討事項に対して圧倒的に肯定的な回答が得られる場合は、証拠の重みは因果関係を強く支持する。しかし、各エビデンスについてその強固さと頑健性を確立し、不確実性がどのように証拠の重みに影響を及ぼす可能性があるかを反映することが重要である。これらをまとめることで、様々なエビデンスが全体的な結論にどのように影響し、因果関係の結論の可能性を高めたり、低めたりしているかについての情報が得られるだろう。あるエビデンスがそれ自体で十分であると考えられるか、あるいは全体的な証拠の重みに有意に寄与するかどうかを考慮する必要がある。この中で、疫学的及び毒性学的エビデンスの相互の相対的な影響度が示される。
 WoEアプローチによる分析及びBMDを用いたモデリングの結果、リファレンスポイント(Reference Point)の基礎となったエンドポイントはマウスにおけるTh17細胞の増加であった。これは、最終エンドポイント(apical endpoint)ではなく、中間のエンドポイントである。しかし、同じ影響のクラスターにおける関連エビデンスにより裏付けられた。これらの側面は複数の付随論文の中で考慮されている。
 COTに寄せられた質問
・欧州食品安全機関(EFSA)が、a) 研究論文の選択、b) WoEによる分析のために用いた手法に関して、COTのコメントは?
・採用されたアプローチは、データを適正な形で反映しているか?すなわち、ネガティブな結果も適切に重み付けされているか?
・HOC/クラスターを用いたアプローチについてのコメントは?
・ばく露評価に関して採用されたアプローチについてのコメントは?
・中間のエンドポイントの使用に関する一般的なコメントは?
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) 英国毒性委員会(COT)
URL https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2022-02/TOX-2022-11%20BPA%20cover%20and%20WoE%20paper.pdf

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