食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05790290141 |
| タイトル | ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)、農薬を健康リスク評価の対象としないことを提案する、連邦議会下院(Camara dos Deputados)において審議中の法案(PL)6299/2002に反対を表明 |
| 資料日付 | 2022年2月10日 |
| 分類1 | --未選択-- |
| 分類2 | --未選択-- |
| 概要(記事) | ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は2月10日、農薬を健康リスク評価の対象としないことを提案する、連邦議会下院(Camara dos Deputados)において審議中の法案(PL)6299/2002に反対を表明した。概要は以下のとおり。 ANVISAは、実質的にANVISAから農薬製品の毒性学的及び環境的再評価を実施する権限を削除するという、国内の農薬の登録、検査、管理についての代替法案(PL)6299/2002の提案に反対する。ANVISAからみれば、この代替法案はより安全な食品の供給(入手可能性)や農家の新技術の向上に貢献するものでも、また農薬の規制システムの強化に貢献するものではなく、法律の焦点であるべきブラジル国民に奉仕するものではない。 ルイス・ニシモリ副議長(PR-PR)が作成した連邦議会下院の提案が示すのは、保健及び環境部門における農薬製品の評価や分類をなくし、農薬製品を登録する企業が行う評価の「ホモロゲーション(承認)」のみ行うというものだ。 代替法案は、農薬の登録、規制及び再評価の権限を農業省に集中させることを規定し、現行の農薬法(Decreto 4074/2002)で規定されているこれらの機能から連邦保健及び環境部門を削除する。 しかし、農薬の使用は農業に影響を与えるだけでなく、人の健康や環境にも明確なリスクをもたらすものであり、これらの分野に生じるリスク評価の権限は関係部門が行うべきものである。 このように法案は現在、保健及び環境部門の管轄として確立されているこれら一連の活動を、PL 6299/2002は農業省に委任しようとしている。 さらに、ANVISA及び国立衛生サーベイランスシステム(SNVS)が行っているモニタリング作業をすべて切り捨てようとしているが、SNVSは、農業省の手が届かない卸売・小売ネットワークにおいて食品を収集し、国民が消費する食品に含まれる農薬の基準値を検証している。 保健部門の主な貢献の一つは、食品中の残留農薬分析プログラム(PARA)であり、このプログラムでは、消費者の食卓に届く植物由来の食品中の残留農薬の基準値を継続的に評価している。PARAはラテンアメリカ諸国において見本となるものであり、方法論と普及の両面において、先進国の既存のプログラムに匹敵するものである。この権限の削除は、農薬及び関連製品の規制プロセスを後退させ、食品安全の保証に対するリスクとなる。 しかも、PL 6299/2002は労働者と消費者の疾病と健康被害、残留農薬と適正使用の監視、ばく露集団と中毒の体系的監視、及び農薬の生産と物流チェーンから発生しうる作業、輸送、環境における事故の場合の緊急対策に関する責任を、外部委任しようとしている。 現在、国民の健康を守るというANVISAの重要な役割(主に管理対象製品の消費によって生じるリスクを軽減することによって行使される)を弱めようとする動きがあるが、ブラジルでの農薬登録のためにANVISAが行う毒性評価は、国際基準に準拠しており、そのアプローチは欧州連合(EU)で用いられている規制枠組みに近いことを強調することが重要である。 ANVISAは、登録申請中または登録後の修正申請中の農薬の毒性学的分析、及び新しい知見や警告に照らした農薬の再評価を担当している。毒性学的再評価は、使用条件の見直しの必要性を示す新たな情報が得られた場合に行われ、既に登録されている製品の使用を控えるよう助言することもある。 食事性リスク評価に基づき、ANVISAは農作物ごとに農薬の最大残留基準値(MRL)を設定している。農薬の適切な使用を確認するためには、このような制限が不可欠である。また、この基準値はブラジルに持ち込まれる輸入品の食品安全性を確保するための参考値として使用されている。 (以下、略) 訳注: ANVISAは連邦保健省の関連機関として設立された、ブラジル全土の公衆衛生に関する独立した規制監督機関である。 ANVISA公表サイト上では、この反対議論について以下のものが確認できる。 ・ANVISA学術理事会(DICOL)技術意見書(2018年5月8日) https://www.gov.br/anvisa/pt-br/assuntos/noticias-anvisa/2018/agrotoxicos-anvisa-e-contraria-ao-pl-6299-02/sei-_-anvisa-0202694-nota-tecnica-da-dicol-__.pdf ・ANVISAは今後もリスクを訴え続ける(2018年7月2日) https://www.gov.br/anvisa/pt-br/assuntos/noticias-anvisa/2018/pl-6299-02-anvisa-continuara-a-denunciar-riscos ・健康監視科学委員会(CCVISA)による反対(2018年12月6日) https://www.gov.br/anvisa/pt-br/assuntos/noticias-anvisa/2018/ccvisa-e-contra-o-pl-6299 |
| 地域 | 中南米 |
| 国・地方 | ブラジル |
| 情報源(公的機関) | その他 |
| 情報源(報道) | ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA) |
| URL | https://www.gov.br/anvisa/pt-br/assuntos/noticias-anvisa/2018/agrotoxicos-anvisa-e-contraria-ao-pl-6299-02 |
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