食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05790100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BR株から生産された食品用酵素グルカン1 ,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年3月9日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月9日、遺伝子組換えしたAspergillus niger NZYM-BR株から生産された食品用酵素グルカン1
,4 α-グルコシダーゼ(glucosidase)の安全性評価に関する科学的意見書(2022年1月27日採択、18ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7181)を公表した。概要は以下のとおり。
 食品用酵素グルカン1
,4-α-グルコシダーゼ(4-α-d-グルカン グルコヒドロラーゼ
, EC 3.2.1.3)は遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BR株を使用してNovozymes社により生産される。
 当該遺伝子組換えは安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素には当該生産菌の生細胞及びそのDNAはない。当該食品用酵素は、グルコースシロップ及び蒸留アルコールの生産に用いるでんぷん加工において使用することを意図する。総有機固形物(TOS)の残留物は、グルコースシロップ生産中に実施される精製工程及び蒸留により除去されるため、食事性ばく露量の推定は必要ないと考えられた。遺伝毒性試験は安全性の懸念を示さなかった。全身毒性はラットにおける90日間反復経口投与毒性試験によって評価された。EFSAの「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル」(CEPパネル)は、試験された最大投与量である1
,135 mgTOS/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)を特定した。アミノ酸配列の既知のアレルゲンとの類似性が調査され、二つが一致した(※訳注)。
 同パネルは、(蒸留アルコール生産を除く)意図する使用条件下で、食事性ばく露によるアレルギーの感作及び誘発反応(elicitation)のリスクは排除できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと考える。提供されたデータに基づき、同パネルは意図する使用条件下で当該食品用酵素は安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
(※訳注)一致したアレルゲンは、Asp o 21(A.oryzaeにより生産されるa-アミラーゼ)及びSch c 1(スエヒロタケ(Schizophyllum commune)により生産されるグルコアミラーゼ(グルカン 1
,4-a-グルコシダーゼ))。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7191
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