食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05780440378
タイトル 欧州委員会(EC)、加盟国が乳用牛からのメタン排出抑制に貢献する飼料添加物の欧州連合(EU)域内における市場投入を承認したと公表
資料日付 2022年2月23日
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概要(記事)  欧州委員会(EC)は2月23日、加盟国が乳用牛からのメタン排出抑制に貢献する飼料添加物の欧州連合(EU)域内における市場投入を承認したと公表した。概要は以下のとおり。
 加盟国は2月23日、ECが提案した革新的な飼料添加物のEU域内における市場投入を承認した。3-ニトロオキシプロパノール(3-nitrooxypropanol)からなる当該飼料添加物は、牛から排出される強力な温室効果ガスであるメタンの排出抑制に貢献する。
 Stella Kyriakides保健衛生・食品安全担当委員は次のように述べている。「イノベーションは、より持続可能な食料システムへの移行を成功させるための鍵である。EUは食品の生産をより持続可能なものにする新技術に適応しながら、食品の安全性の確保をリードし続ける。農業関連のメタン排出を削減することは、気候変動との闘いにおいて不可欠であり、本日の承認は、我々が新しい農業のイノベーションを通して達成できることの非常に分かりやすい例である」。
 当該製品は、欧州食品安全機関(EFSA)による厳格な科学的評価を受け、乳用牛からのメタン排出の抑制に有効であると結論付けられた。
 ECによりこの決定が採択されると、当該飼料添加物はこの種類のものとしては初めてEU市場で入手できるようになる。この革新的な製品は、EUの農業の環境保護政策及びFarm to Fork(農場から食卓まで)戦略の目標に貢献し、生産に影響を及ぼすことなく、乳用牛のメタン排出を20 %~35 %削減すると推定されている。当該製品の使用は牛と消費者にとって安全であり、乳製品の品質に影響を及ぼすことはない。国連環境計画の2021年の報告は、家畜からの排出(糞尿や胃腸からの放出)は人為的なメタン排出のおよそ三分の一を占めると結論付けている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州委員会(EC)
情報源(報道) 欧州委員会(EC)
URL https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/MEX_22_1304
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