食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05780380149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としてのCoffea arabica L.由来の乾燥コーヒー・ハスク(coffee husk(cascara))の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年2月25日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月25日、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのCoffea arabica L.由来の乾燥コーヒー・ハスク(coffee husk(cascara:西語))の安全性に関する科学的意見書を公表した(2021年12月16日採択、PDF版16ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7085)。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養・新食品・食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのCoffea arabica L.由来乾燥コーヒー・ハスクについて、科学的意見を表明するよう求められた。
1. 安全性に関する結論
 当該新食品は、コーヒー果実の皮(外果皮)、果肉(中果皮)、粘液(ペクチン)、パーチメント(内果皮)、及び、シルバー・スキンの一部からなり、乾燥したコーヒー果実の機械的脱殻により製造され、主として、消化可能な炭水化物、食物繊維、水から構成される。
 NDAパネルは、当該新食品が全保存期間(shelf-life)中、提案された規格限界に準拠すれば、安定性に関して安全性上の懸念はないと考える。
 当該新食品はそのままでは摂取されず、アルコール非含有、水ベースの煎じ液及び飲料の成分として使用することが提案されている。当該新食品を使用した製品は、一般集団により摂取される。カフェインが当該新食品から飲料へ100%抽出される点、カフェインに対して設定された規格限界、提案された使用量を考慮すると、当該新食品を使用して製造された煎じ液中のカフェイン最大濃度は、コーヒー飲料の最大濃度に匹敵する600 mg/Lに達する可能性がある。NDAパネルは、当該新食品を使用して製造さる飲料の摂取は、一般集団において、カフェインの総食事性摂取量を相当量増加させることに留意する。カフェイン含有量が150 mg/L超である場合、子供、妊婦、或いは、授乳婦に対して、カフェイン含有飲料の摂取は推奨されない。
 当該新食品の性質、食品としての利用履歴、提案された用途及び用量を考慮し、NDAパネルは当該新食品に関する毒性学的研究の必要はないと考える。
 当該新食品に対するアレルギー反応のリスクは低いと考える。
 NDAパネルは、当該新食品Coffea arabica L.果実の乾燥ハスクは、提案された使用条件下において安全であると結論する。
2. 規則(EU) 2015/2283第26条の規定に従うデータ保護に関する結論
 NDAパネルは、申請者が独自であると主張したデータ(製造工程の詳細、背得分組成分析データ、安定性データ)がなければ、提案された使用条件下における当該新食品の安全性に関する結論に達することはできなかったと考える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7085
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