食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05770420294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/12/14~2022/1/21)を公表(鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルス)
資料日付 2022年1月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は2月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2021/12/14~2022/1/21)を公表した(5ページ)。鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス
 直近数か月に、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出について、中国又はその他の国の動物衛生当局から公式に入手可能な報告はなかった。
 全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス
 2021年12月13日の前回のリスク評価以降、2021年12月14日~2022年1月21日にインフルエンザA(H9N2)ウイルス感染による5例のヒト症例が中国から報告された。同期間に中国からWHOへ報告された同亜型ウイルスによるヒト症例は以下のとおり。
発症年月日、報告した省、性別、年齢、入院日、報告時点の病状、家きんへのばく露、インフルエンザ様疾患(ILI)監視での検出の順に記載
1. 2021年11月27日発症、江蘇省、女性、7歳、該当せず、軽症、ばく露あり、ILI監視で検出
2. 2021年12月7日発症、湖北省、女性、3歳、該当せず、軽症、ばく露有り、ILI監視で検出
3. 2021年12月9日発症、広西、女性、14歳、2021年12月9日、軽症、ばく露有り、ILI監視で検出
4. 2021年12月13日発症、湖北省、男性、3歳、該当せず、軽症、ばく露有り、ILI監視で検出
5. 2021年11月13日発症、安徽省、男性、5歳、該当せず、軽症、ばく露有り、ILI監視で検出
 これらの症例はインフルエンザ様疾患(ILI)監視を通して検出された。これらの症例に関連した疫学的関連又は症例クラスターは報告されなかった。これら症例の数名の調査時に環境由来検体からインフルエンザA(H9)ウイルスが検出された。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスはアジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増加している。
 リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-21-january-2022
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。