食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05770270475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、食料生産動物を含む動物の医療における、植物・精油の使用のためのリスク評価方法を提案する意見書を公表
資料日付 2022年1月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は1月24日、食料生産動物を含む動物の医療における、植物・精油の使用のためのリスク評価方法を提案する意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 植物を主成分にした調合物(フィトテラピー(※訳注:植物療法))や精油(アロマテラピー)は、いわゆる逆症療法の医薬品の代替品として、動物を治療するために使用されることが多くなってきている。この状況は食料生産動物にも当てはまる。
 しかし、動物の医療で頻繁に使用される植物、植物の調合物及び精油の大部分が、動物用医薬品に関する規則に規定する評価を受けていない。したがって、食料生産動物に対して治療目的で使用することはできない。特に、最大残留基準値(MRL)が設定されていないことが、使用できないことの原因となっている。当該基準値は欧州レベルで規定されており、食料生産動物用の動物用医薬品の上市を認可するための必須条件である。
 「MRLのドシエで使用される分析方法は、植物を主成分とする薬の開発には複雑である。困難さは特定の植物性物質について、指標残留(調合に使用される親物質及び代謝産物)を同定することにある。精油を構成する化合物の数から考えて、精油を使用する場合、この問題はさらに複雑になる。同様に、使用される植物の厳密な植物学的同定は必須条件である」とANSES-ANMV(国立動物用医薬品局)局長補佐で科学評価部門を担当するSophie Barreteau氏は説明する。
 こうした状況を受けて、ANSES内で、ANMVは適合した評価方法を提案するために評価を実施した。この評価方法により、その使用が消費者にとってリスクがないと見なされるため、MRLを定める必要がない植物のリストを明示することが可能になる。それは、他の規制の枠組みで評価済みの植物であり、データが入手可能な植物である。「この方法は植物を評価し、その安全性を確認するための科学的なアプローチを提案するものである。当該方法が欧州で承認されれば、多くの植物についてMRLの分類が可能になり、現在のように、使用者が規制の枠外でフィトテラピーやアロマテラピーを用いることがなくなる」とANSES-ANMVの局長Jean-Pierre Orand氏は述べる。
 開発された方法の妥当性を検証するために、作業部会は21の植物、精油、動物の医療で一般に使用される精油に明らかに存在する物質について当該方法をテストした。「当該評価の結論が、植物を主成分にする薬へのこれらの使用を許可するものではないことに注意していただきたい。そのためには、当該方法が欧州レベルで正式に認められる必要がある。我々は近く当該方法を欧州医薬品庁(EMA)に提出する予定である。我々の研究は、合成抗生物質の代替品の使用を望む家畜飼育業者及び獣医師の強い期待に応えるために、MRL規則の適合リストへの植物性物質の登録に向けて、つまり、消費者にリスクを与えることなく、動物の医療での植物及び精油の使用可能性に向けた一歩である」とSophie Barreteau氏は明言する。
 当該意見書(フランス語、306ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.anses.fr/fr/system/files/ERCA2020SA0083Ra.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/node/152777

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