食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05760790530
タイトル 香港消費者委員会、コーヒー製品49検体を採取し試験した結果について公表
資料日付 2022年1月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  香港消費者委員会は1月17日、コーヒー製品49検体を採取し試験した結果について公表した。概要は以下のとおり。
 同委員会が市場に流通しているコーヒー製品49検体を採取し試験したところ、47検体に遺伝子発がん性物質であるアクリルアミドが含まれていた。検体間で含有量は約14倍近い差があり、インスタントコーヒー粉末の含有量が高かった。コーヒーの生豆には大量の遊離アスパラギンが含まれており、高温焙煎下でアクリルアミドが生成される。コーヒー中のアクリルアミドの含有量は、ポテトチップスやフライドポテトなどの他の揚げ物よりも少ないが、消費者は、アクリルアミドを摂取する機会を減らすために、コーヒーの飲用量と頻度に注意を払う必要がある。消費者委員会はまた、焙煎過程で生成される可能性のあるアクリルアミドをできるだけ減らし、食品の安全性を向上させるため、製造業者にその原材料及び製造プロセスを確認するよう促している。
 この試験で、カフェイン含有量は検体間で大きく異なることもわかった。インスタントコーヒー粉の平均カフェイン含有量は、抽出及び濃縮処理により、カプセル式コーヒー粉及び挽豆コーヒー粉よりも多かった。検体に示されたコーヒーの入れ方に従い、含有量の多い検体のコーヒーを飲用すると、1杯でカフェイン約295 mgを摂取する可能性があり、2杯飲用すると、成人の一日当たりの推奨摂取量(400 mg)を超える。消費者は、慢性的なカフェイン摂取はカフェインに対する耐性を高める可能性があり、同じ生理学的効果を得るために、より多くのカフェイン量を必要とし、カフェイン依存を引き起こす可能性があることに注意を要する。摂取を突然停止すると、禁断症状として、頭痛、神経過敏、疲労などの症状を引き起こす可能性がある。
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港消費者委員会
情報源(報道) 香港消費者委員会
URL https://www.consumer.org.hk/tc/press-release/p-543-coffee-products
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。